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無意識に色に誘導されているかも?“色彩心理学“とは

色彩心理学“ってご存知ですか?

私たちの生活は色に囲まれていますが、なぜ一つ一つにその色が使われているのか考えた事はありますか?

色は私たちが思っている以上に人の心の働きに影響を与えています。

世の中にあるもの全てには色がついていて、物作りに携わる人が色を決めています。人々はその色をデザインとして受け取っているに過ぎない人が多いですが、実は作り手は色の心理学をもとに配色を選んでいたりするのです。

無意識に私たちは色に誘導されていますが、逆をいえば色彩の作用を知っていれば、色で人々を誘導する事だって可能となります。

ファッションやインテリアなど様々なところでその効果は発揮できるので、その時の場所や状況、モチベーションに合った色が選べるように色彩を学んでみるのもおもしろいですよ♪

色彩心理学は、2003年に米国で誕生した心理学です。各色の根源的な性質や特質、 それらと"イメージ"、"自我"、"魂"、"意識"、"無意識"といった人間の心の諸要素との連関などを主として研究する学問です。意外と新しい学問ですが、色彩を研究していたゲーテを初めとし、東洋では空海、西洋では、ユング、 フロイト、アドラーなど、偉大な先人たちの智恵が息づいています。
【出典】日本色彩心理学研究所
(http://www.nihon-shikisai-shinrigaku.com/about_colorpsychology.html)


“心の治療“や“心の健康“を維持するためにも役立つ?

人が色をどのように感じ、どのような影響を受けるのかという研究は、心理学では基礎心理学の分野に相当し、色による性格判断は、応用心理学の「色に対する心や行動のかかわり」に相当します。

このように色彩学と心理学が重なり、「色彩心理学」と呼ばれる分野が提唱されました。
しかし、心理学は脳の研究と切り離せない時代となり、科学的な検証が高いレベルで求められるために、色彩心理学はいまだ確立に至っていないとのこと。。。

近年では心の治療や、心の健康を維持するために色彩は確実に役立っており、色彩心理にかんする本や論文も数多く発表され、大学では科目になっていなくても、色彩心理学の講座が開かれるようになっています。

そうゆう私も、“キレイデザイン学“という生年月日からの“統計学“と“色彩心理学“が組み合わされた応用の資格を取りました。

資格をとってから日々のバイオリズムに合わせて色を活用するようになったのですが、リズム通りに生活をし始めてからなんせすこぶる調子がいい(笑)

色の効果を自分自身体感して驚きの毎日です。

また、ファッションや商品の売上向上だけでなく、鉄道各社が自殺防止のために青い照明を用いるなど、色と心理のかかわりには大きな関心と期待が寄せられており、さらなる研究と実験による色彩心理学の確立が待たれております。


12色の働きと色彩心理

色の感じ方には個人差がありますが、今回はキレイデザイン学に基づき、12カラーがもつイメージを簡単にまとめてみました。
(後々詳しく書いていきますね。)


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警戒心、注意力を喚起し、人間の感情的興奮刺激をもたらす。レッドは色の中で最も長い波長を持ち、交感神経に刺激を与え体温•血圧•脈をあげる。情熱、活力、行動力、決断力を与えるカラー。


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レッドオレンジは、レッドの行動力とオレンジの楽しさをあわせ持ったカラー。冷え性対策、動脈硬化防止にも良い。チャレンジ、瞬発力、可能性、変化を与えるカラー。


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楽天的な印象をあたえ、陽気にみえる。消化、新陳代謝をよくする作用があるため、食欲を増進させる。血管や自律神経を刺激し身体を活動的にする。表現力、陽気さ、好奇心、楽しさを与えるカラー。


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イエローは12カラーの中で最も透明度が高く明るくて聡明なカラー。注意力、集中力、記憶力をアップさせる。胃の働きを良くする。便秘解消にも。幸福感、未来の希望、明るさ、自発性、情報を与えるカラー。


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イエローの明るさとグリーンの平和をあわせ持ったカラー。美肌効果、女性ホルモンの分泌、若返りに良い。観察力、自己成長、変身、優しさ、純粋さを与えるカラー。


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中和中立のカラー。情緒の安定、安心感の増加。身体を癒す色。筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせてくれる。また、筋肉や骨その他組織の細胞を作る力を促進したり、暖和効果があるので血圧を下げる。目の疲れにも。安定力、平和、休息、癒し、調和を与えるカラー。


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ブルーの静寂とグリーンの平和をあわせ持ったカラー。リラックス効果、免疫力をあげる効果なども期待されています。バランス力、協調性、博愛、平等、忍耐力を与えるカラー。


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独創性を高めるカラー。心を広げ新しい発想へと導きます。心身を落ち着かせたり、疲労回復にも良い。独立力、洞察力、オリジナリティ、クリエイティブ、浄化、爽やかさを与えるカラー。


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誠実さや、知的で信頼できる印象のカラー。爽快感、冷静を与える。鎮静作用があり、精神的に落ち着かせる作用がある。体温の低下、痛みの暖和などの作用もある。伝達力、責任感、真面目、信頼、慎重さを与えるカラー。


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インディゴは12カラーの中で最も明度が低く冷静落ち着きのあるカラー。深く物事を考えたり、集中させる力があります。安眠の効果も。理解力、分析力、判断力、整理、鎮静、知的さを与えるカラー。


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パープルは、レッドの情熱とブルーの冷静さをあわせ持ったカラー。高貴さ優雅さを表す。集中力アップ、鎮静効果。リンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制する。自己治癒力を高める効果も。直感力、感性、気品、高貴、ミステリアスさを与えるカラー。


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マゼンタは、レッドの情熱とパープルの自由をあわせ持ったカラー。愛に溢れ、全てを受け入れる力を与えてくれる。慢性疲労の解消、健忘症にも効果的。包容力、許容力、責任、献身、思いやり、母性を与えるカラー。


 色で人は誘導されるのか?

色彩は様々な印象、感情、錯覚を与えますが、これらの作用は部屋の空間から広告やファッションなどあらゆるところで使われています。心理や生理的に影響を与えるので言葉で伝えられるのとは違い、自分が感じた印象として素直に受け止められる事が多いです。

また人間関係や自己の向上にも色は関係していて身につけている色によって人に与える印象も変わってきます。

一番身近な例で言えば道や室内にあるサイン。信号機は青、黄、赤の色が変わる事によって人を上手く誘導することができています。
また飛行場などサインがないと多くの人が混乱する場所などではサインが目立つように黄色と黒の組み合わせを使って目立つように工夫されています。

また初対面の人に会う時は、服を選ぶ時に色に気をつけて選ぶと効果的。
例えば、黒色の服を着ているとクールで知的に見え、重圧感や自立している印象を与えるので交渉などの場面では有効な色です。

逆に白は、誠実さや上品な印象を与えるので初対面の人に会うときなどは好印象を与える効果的な色です。青は真面目さや落ち着いた印象を与えるので面接の時などに適しています。

さらに服の色は着ている人自身にも影響しています。
例えば、赤色は興奮する色なので身につけるとやる気になり行動力が出たりします。
また「自分の好きな色」というのは癒しの効果があるといわれていて、好きな色の物を身につけると人は安心することができます。

女性の人ならば、アイシャドーやチークの色でも印象を変える事もできます。
ピンクのチークだったら優しく暖かいイメージで、オレンジのチークは活発なイメージなど。

食べ物の写真では加工する際には全体的に明るくして緑や青を抑えて赤みを際立たりもします。そうする事によって美味しそうな食欲をさそう写真になるのです。

その他にも、もっと色々な所でも私たちは日々影響を受けています。


まとめ

色はただの色として認識されている事が多いですが、人の心や気持ちに大きく影響しています。色相の特徴を知ってから改めて商品やロゴなどを見ると、理由があってその色が選ばれている事がよくわかります。またその日の気分で自分が選んだ服も、その時求めている感情に合った色を自然に選んでいたりもします。
(それを読み解くのがカラーリーディング)

色は文字とは違い見て感じるものなので、自分でも気づかないところで様々な影響をうけている可能性があります。一度身の回りの色を見てどんな影響をうけているか考えてみると、今までとまた違った色の楽しみ方を見つけられるかもしれません。

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