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とある深夜の戦い


とある日の深夜11:30。

勉強部屋にてパソコンを広げようとした。

そのとき、

「なんかラーメン行きたくない?」
「ラーメン食べないと寝れないわー」

男3人の勉強部屋でのしょーもない会話が始まる。

「よし行こう。」

となぜか私のほうにも言われ連れ出される。


深夜0時。

超こてこて豚骨ラーメンを無言で食べる。
とにかく無心で食べる。何も考えていけない。
深夜に脂を食べていることなど、絶対に考えてはならない。

ものの数十分で食べ終える。

「なんか足りない。」
「やっぱさっき食べたラーメンおかわりしなかったからなー。」

(3人は数時間前にもラーメンを食べていたのである。)

深夜1時。

隣の中華料理にて、麻婆豆腐・からあげ担々麺・からあげ麻婆豆腐を注文。

想像以上にボリュームのあるものが目の前におかれ、また無言で食べる。

この人たちは一体何と戦っているのか。
こんな深夜にこんなカロリー爆弾のものを食べて何になるというのか。
明日は胃もたれ確定だ。

彼らもお腹がはちきれるくらいに満腹なはずで、
絶対後悔しているのに違いない。

それなのに、後悔していない風な顔で食べ続ける。

これほどまでに無意味と思える行動を目の当たりにすると、
呆れることを通り越して新鮮である。

きっと理屈では簡単に語れないものが彼らの中に宿っているのだ。
(と信じたい。)



深夜に突如始まった男3人の奇行。

まったく理解が追いつかない時間ではあったが、
意味のないことを全力で挑む姿は、
まるで大人の青春のようだった。


インターン日記7。

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