2020.01.29 00:33
大家ポールの生前葬に花を送って満足したカズキタ少年。
新たに仲間に加わった少年ぞのに最初の試練を与えた。
「モテアマスに入居したかったら、ロゴ入りのケーキを綺麗に焼くこと」
しかし、ぞのはうまくケーキが焼けなかったため入居が完全には許可されず、入居してるけど寝る部屋はないという状態で決着をつけた。
こうして、テントに軟着陸したぞのの住処をよそに、住民のとんかつDJ太郎はキレてるライムを刻み始めた。
あの頃好きだった人。
昔は好きだったのに、久々に再開したらエロくなっていた。
その子が今週から入居を始めたんだ。
すごくエロいその子は、明るくて、眩しくて、まるで太陽のように僕らの服を脱がしていく。
脱がされまいとモテアマスのリビングで頑なに仕事をしていると、三茶に住む友人が急に訪ねてきた。どうやら焼肉を食べたあとに散歩していたら辿り着いたようだ。
僕は精一杯に客人をモテなそうと思い、必死でジェンガを組み立てた。
ジェンガをひとしきり楽しんだ彼女たちは、風のように去っていった。
鯖江の村の有力者が訪れたことで、モテアマスのパワーバランスは崩壊し。
僕はそれをよそめに、歌舞伎町で女子大生を口説き。
気づけば週末になり、モテアマスは祭りモード。
ファッションショーが行われたり、ジェンガの整体が始まったり、最後はみんなでご飯を囲んで幸せを感じた週末だった。
完。