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あの、思ったのと違うんですけど 武田

本日のライターはモテアマス創始者の1人、武田さんです

2024年8月、モテアマスドキュメンタリー取材で訪れた佐島にて

モテアマスを離れて早いもので4年半が経ちました。

カズキタ、ポールと3人でこのシェアハウスを始めて、1年くらいすると新しい住人がどんどん入って空室の心配はほとんど無くなって、その頃はなんとなく、モテアマスはこの先もずっと続いてくんだろうなと思っていました。

そして、50歳とか60歳になっても、たまに何かでモテアマスに顔を出して、「俺たちがモテアマスをつくったんだぜ」とか言って住人の若者たちに興味半分、ウザい気持ち半分を抱えられながらリビングで一緒に話ができる日が来たら面白いなと思い始めました。

よく考えると、三軒茶屋駅徒歩5分3階建15LDKの物件を自由に使えるということがそもそもおかしな話で、まあそんな夢のようなことがけっこう長く続いたんですけど、去年ポールと飲みに行った時に「あと1年でモテアマス終わります。」と聞き、あれよあれよという間にとうとう今月でモテアマスはおしまい。僕の思い描いた日はついに訪れることは無くなったのでした。

さて、先日、爆破前最後にモテアマスに行きました。
すーさんの部屋から発掘された大量の本とギターを何とかしてくれと言われ、急遽決まった東京出張の飲み会帰り、ジョン・レノンとの5年ぶりの再会もそこそこにセイムスで貰った段ボールに荷物を詰めてコンビニで発送していきます。

久々に会う人や、この夏に愛媛で会った人もいましたが、モテアマスにいたのはほとんどが初めて会う若者たちばかり。
ただ、差し入れのよなよなエールの力もあり、段ボール詰めの合間合間でみんな「あの写真に写ってる人ですよね」とか、「幻の3人目の住人ですよね」という感じで、ゆるく僕にかまってくれて、一緒にビールを飲んで話をしてくれました。まあ、飲み会帰りのおっさん、ウザかっただろうなと思います。そういえば余った段ボールも片付けないで帰ったし。

帰り道ふと、まだ36歳で思ったより早かったけど、こんな日がくれば面白いなと思っていたことが、だいたいこの日叶ってたような気がしました。

自分の思った通りとは違うんだけど、こんなのも良いよね、と。変わり者ばかりが集まり、想定外の出来事ばかり起こる暮らしの中で、そういう経験を沢山くれたのが僕にとってのモテアマスだったんだと思います。

そして翌朝、デカすぎてコンビニに配送を断られたガムテープまみれの段ボールに包まれたギターを抱えて京急線に乗って羽田へ行き、愛媛に帰りました。
思った通りにはいかない。

最後に告知です

2024年10月26日、ついにモテアマス三軒茶屋爆破フェスが決行されました。
サイレントフェスや伝説のすた丼など、盛りだくさんのコンテンツを詰め込んだ爆破フェスは、大量の来場者ですし詰め状態になり、三茶のインドを体現するカオスを極めたフェスになりました。

しかしここで皆さんにお願いがあります!!

爆破クラファンは100人を超える方々に支援していただいたものの、爆破フェスを豪華にやりすぎたせいで絶賛大赤字を記録しています。

黒字になるまでクラファンは続行します!!
新しいリターンも用意しているので、ぜひ引き続きご支援をお願いいたします。

🔗 クラファンリンク:


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