柳 茂太郎

趣味が小説(書く方)の一般人。English chotto syaberu. オーパーツ、UFO、UMA、都市伝説が好き。

柳 茂太郎

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  • オカルトニュース所感まとめ

    世の中で起きた実在の事件や事故、ニュースに関して個人的な所感を述べていきます。情報が増えると嬉しいので同好の士求む!!! 少しでも不思議なニュースなら、どんな記事でも大丈夫です。

  • 【オキシトシなんとか】DV・虐待・宗教

    DVを題材にした小説です。この物語は一部フィクションであり、実在の人物・団体とは無関係ではありません。 あらすじ→フリーライターの松延祥子は、家族問題に悩む親友と些細なすれ違いから仲違いをしてしまう。 そんな折、たまたま舞い込んだDV被害の実態調査という名目の取材依頼に松延は飛びつき、そこに問題の解決策を求める。 取材対象は元DV被害者にして、加害経験も持つ男性、七篠(仮名)であった。七篠は彼の幼年期から青年期までの実体験を通してDVの実態を具に語っていく。

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#1 プロローグ【オキシトシなんとか】

あらすじフリーライターの松延祥子は、家族問題に悩む親友と些細なすれ違いから仲違いをしてしまう。 そんな折、たまたま舞い込んだDV被害の実態調査という名目の取材依頼に松延は飛びつき、そこに問題の解決策を求める。 取材対象は元DV被害者にして、加害経験も持つ男性、七篠(仮名)であった。七篠は彼の幼年期から青年期までの実体験を通してDVの実態を具に語っていく。  プロローグ――初めまして。フリーライターの松延祥子と申します。本日はお時間を割いてくださってありがとうございます。

    • 最新のオーパーツは中国の始皇帝地下墳墓に存在した!!?

      兵馬俑(へいばよう)とは……筆者所感私事ではあるが、先日静岡の兵馬俑展を訪れてきたので、その所感をここに記す。端的に言えば圧巻の一言である。話には聞いていたものの、実物の存在感や造形美、多様性は筆舌に尽くし難い。ただただ素晴らしい体験であった。機会があれば読者諸兄も実物を見学しに行ってほしい。 兵馬俑の歴史かつての世には殉葬という文化が存在した。 このシステム自体は決して珍しいものではない。古代エジプトやメソポタミアにも存在したし、身近な例で言えば卑弥呼が亡くなった際にも

      • #47 エピローグ【オキシトシなんとか】

        「大変ご迷惑お掛けしました。申し訳ありませんでした」 ――いえね、こちらも仕事だから慣れてるんだけどね。でも、お父さんには、もう少しお酒を控えてもらわないと。声を掛けたら食ってかかって掴みかかってくるし。そうじゃなくても、道端で寝てたら下手すると車に轢かれたり、財布を盗まれるからね? 「はい、仰る通りです。返す言葉もありません」 ――お父さん、今までにも何回か同じようなことしてるよね? 家族の方でもう少し何とか出来ない? 「はぁ、気を付けるようにはしているのですが」

        • #46 根暗で陰湿で【オキシトシなんとか】

          現在編⑨「さて、それでは無事終わったようなので帰宅しますね」 ――まぁまぁ。まだ良いじゃないですか。というか、私の文字起こしと手直しがまだ終わっていませんよ? 「まだ時間あるので自分でやってください」 ――勿論です。でもほら、もし内容に関して急に疑問が湧いた際に七篠さんが居ないと困るじゃないですか。今帰したら運転中でしばらく連絡は取れないだろうし、着いたら寝ちゃいますよね? 「まぁそうですね。完徹なんて学生以来ですから眠いです」 ――ですよね。というか、それだけ眠い

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        #1 プロローグ【オキシトシなんとか】

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        • 【オキシトシなんとか】DV・虐待・宗教
          47本

        記事

          #45 〝余裕〟と〝縛り〟【オキシトシなんとか】

          現在編⑧「大まかに二つ大事な要素があります。〝余裕と縛り〟です」 ――言葉だけ聞くと、相反する意味合いに聞こえます。 「そうかもしれません」 ――では、まずは〝余裕〟の方からお願いします。 「分かりました。こちらは簡単です。言葉通り余裕を保てる生活を心がけるべきだという感じです」 ――それは何故ですか? 「心持ちを穏やかに保つことができれば、怒る頻度とストレスを激減させることができますから」 ――DVを治すというよりも、そもそもの怒る原因を作らないということです

          #45 〝余裕〟と〝縛り〟【オキシトシなんとか】

          #44 自覚こそがスタートライン【オキシトシなんとか】

          現在編⑦――ハフッハフ、美味しいです。詳しいことは全く分からないですが、何だかとても幸せな味がします。 「メープルが濃厚ですし、フルーツの酸味も良いアクセントになっています。ハーゲンダッツが最高なのは言わずもがなですが。知っていますか、松延さん。ハーゲンダッツの生産工場は世界に四つだけなんです。そして、そのうちの一つがなんと……群馬にあります」 ――あ、そうなんですか。へー。 「興味無さそうですね」 ――ハーゲンダッツは偉大。それだけ知っていれば十分です。あぁ、ハーゲ

          #44 自覚こそがスタートライン【オキシトシなんとか】

          #43 自身の内面への潜航法【オキシトシなんとか】

          現在編⑥さて、過去の私に伝えたいことの三つ目ですが、〝考えるな〟です。これはDVをする相手を含めて、少しおかしい人と相対する時の心構えです」 ――それは〝Do Not Think.Feel〟とかそういった感じですか? 「ちょっと違います。〝Feel〟もしないでください」 ――先程『毅然とした態度で対処すべし』と言っていませんでした? 「それは〝被害に遭わないためにはどうすれば良いか〟と聞かれた際の対抗策です。今回の場合は、既に被害に遭っている場合です」 ――なるほど

          #43 自身の内面への潜航法【オキシトシなんとか】

          #42 〝恩〟と〝怨〟【オキシトシなんとか】

          現在編⑤――少し休憩しますか? 「いえ、時間が無いので……」 ――そうですね……。では、二つ目をお願いします。 「二つ目は〝他人に理解を求めるな〟です。誤解を恐れずに言えば、DVや虐待家庭で育った方は非常に面倒臭い性格をしています」 ――そのままの表現だと炎上してしまうかもしれません。もう少し言い方を工夫してください。 「構ってちゃん……とか?」 ――さっきよりも酷くなっています。 「いや、これ以上は無理ですって。しょうがないです。面倒な家庭で育ったんですから、

          #42 〝恩〟と〝怨〟【オキシトシなんとか】

          #41 出来るものならそうしたい【オキシトシなんとか】

          現在編④「一つ目は以上です。綺麗な身のままで何とか生きて耐え切れば、後は自由です。今までたまたま目にすることが無かっただけで、世の中には楽しいコトも綺麗なモノも溢れていますから。それを知らずに逝くのは勿体無い。だから死ぬのも殺すのもまだ止めておけって話です」 ――〝まだ〟というのは? 「自由を謳歌できても、理解者を見つけても、それでもどうにもならないこともあります」 ――それは例えば? 「それだけ苦労して耐え忍んで、やっとの思いで手に入れた掛け替えの無いモノ。それを生

          #41 出来るものならそうしたい【オキシトシなんとか】

          #40 Dear myself【オキシトシなんとか】

          現在編③「はい、コーヒー。濃いめにしておきました」 ――ありがとうございます。 「どういたしまして」 ――あれ、何で服を着ているんですか。いつの間に? 「乾いていたようなので取り出しました。服は良いです。久々に文明社会に戻ってきたことを実感しました」 ――えー、折角眼福だったのに。 「ついでに松延さんの洗濯物も畳んでおきました。忙しいからって乾燥機からそのまま取り出して使う生活は駄目ですよ?」 ――そ、そんなわけないじゃないですか? 「ついでに、ヌメヌメで詰ま

          #40 Dear myself【オキシトシなんとか】

          #39 傾向は鵜呑みにしてはいけない【オキシトシなんとか】

          現在編②――では、DV対策についていくつかお聞きします。まずはズバリ加害者に共通する傾向などはありますか? 「いくつかありますが、特徴だけで加害者を看破するのは非常に難しいです。加害者の多くは外面が良いものですから」 ――目安程度でも構いません。 「そうですね……やはり短気な方でしょうか。短気で感情の起伏が激しいというのは危ない気がします。とはいえ、それだとあまりにも適用範囲が広すぎるので、その方の様々な言動をチェックしてみてください」 ――具体的には? 「例えばで

          #39 傾向は鵜呑みにしてはいけない【オキシトシなんとか】

          #38 甘味からは逃げられない【オキシトシなんとか】

          現在編①「最悪だ」 ――何がですか? 「見て分かるでしょう。今この状況がです。まさか朝まで話し込むことになるとは……。やはり無理にでも帰るべきでした」 ――ふふ。恨むのならアップルパイにホイホイと釣られた自身の浅ましさを恨んでください。 「今まさに自己嫌悪中です。はぁ、とりあえず帰ります」 ――待ってください。 「いや、待ちません。帰ります」 ――待って待って。七篠さんって料理とか得意だったりしません? 「この上さらに料理までさせる気ですか?」 ――フレンチ

          #38 甘味からは逃げられない【オキシトシなんとか】

          #37 軽い気持ちで渡米【オキシトシなんとか】

          放浪期⑩では、その辺も踏まえて先ほどの続きをお願いします。 「これを話終わったら本当に終わりですからね? 絶対に帰ります」 ――それは聞いてから考えましょう。さぁさぁお話を。どこまでお聞きしまたっけ。えーっと、旅をしながら各地で働いたりしていたんでしたっけ。 「そうですね、そこまで話しました」 ――それで? そこから現在までの間に何があったんですか? 「国内を放浪して、色々経験をして、それで『あぁやっぱり進学したいな』と思ったんです。何というか、今までのものとはまた

          #37 軽い気持ちで渡米【オキシトシなんとか】

          #36 弟は幻想を抱かないもの【オキシトシなんとか】

          放浪期⑨――では、次に……。 「いえ、残念ですがここまでです。到着しました。お疲れ様でした」 ――え、でも……。 「最後が少し尻切れトンボになってしまいましたが、もう大体話しましたし、後は今までの情報から上手くまとめてください。何かあったらメールでよければ質問にお答えしますので」 ――駄目です。中途半端は良くないです。 「勘弁してください。もう日付変わっていますし、眠いです」 ――どうせ明日も暇じゃないですか。もう少しだけ。 「嫌ですよ。眠いです。ほら、降りて」

          #36 弟は幻想を抱かないもの【オキシトシなんとか】

          #35 放浪遍歴【オキシトシなんとか】

          放浪期⑧ところで、そのような生活はどのくらい続けていたのですか? 「一年半くらいでしょうか。漁師さんに、天然氷作りの蔵元、木工の伝統工芸、他にも多くの場所でお世話になりました。どれも大変な仕事でしたが、見学やお手伝いをさせて頂けてとても良い勉強になりました」 ――ちょっと。なんでもうすぐ家に着く頃になって、急にそんなに面白そうな話題を持ち出してくるんですか。どういう経緯で、そのような仕事に携わることになるんですか? 「まぁ、何やかんやあったんです」 ――簡単にで結構で

          #35 放浪遍歴【オキシトシなんとか】

          #34 改善の兆候【オキシトシなんとか】

          放浪期⑦「そういう背景もあって、ここからは少しだけ私のライフスタイルに変化が生じます」 ――具体的には? 「バイトを極力減らして、中長期スパンで各地を放浪し始めます」 ――七篠さんはまたすぐに極端に走りますね。 「まぁ若い時にはそういう時期もありますし、必要だと思います」 ――どのような場所に行きましたか? 「国内は大体周りました。移動は公共交通機関と徒歩です」 ――一度でではなく、複数回小旅行を重ねたという事ですよね? 「そうです」 ――その間の資金はどう

          #34 改善の兆候【オキシトシなんとか】