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モタ狼日記19日目〜投資と未来〜

昨日書くと言って、配信ライブの話が長すぎて力尽きたので、次に回すと言ったカメラの話。これまた延期します。書き手も読み手も特に急いでいないだろうし、誰に頼まれて書いているわけでもないのでまあいいだろう。(最近知人に、楽しみにしていると伝えられて嬉しかった事実はあるが)


今日はある本について。2020.6.29発売(だったはず)のヤマザキOKコンピュータ著の「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」。

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タイトルからすると投資や金融、経済の本や、受け取り手によっては自己啓発本のようにも思えるかもしれないが、中身はそれとは別物となっている。とは言っても自分は今日から読み始めて、5章を読み終えたところなので、もしかするとここから怒涛の展開が待っているかもしれないが、著者の事を考えると大丈夫だろう。(ヤマちゃんは友達で人柄は知っている。見せている面が本物ならば。)

本当は全て読み切ってしまいそうだったのだが、はやる気持ちを抑えて今日はここまでにした。一度自分の中で反芻しておきたいので。と言っても残り3章しかない。終わってしまう…

本は好きだが、普段から読むわけではないしスマホの台頭によって読解力や集中力が著しく低下している自分でも、ヤマちゃんの文章はスラスラ頭に入ってくる。なんともまあ毎度ワクワクさせる文を書くものだと感動すら覚える。


話を本の内容に戻す。前述したとおり、これは決して堅苦しくて小難しい経済の本ではない。1〜5章までを自分なりの言葉で言うなら、人が人らしく生きていくための知恵や提案の本である。また、商業化され生産者や働き手の姿が浮かばないような大手チェーン店や効率化されすぎた街並みへのアンチテーゼでもある。(あくまで個人の見解)

大手チェーンや大企業は放っておいても中々潰れないが、個人店の体力はそうもいかない。だからこそ、自分の好きなお店や友人のブランドなど直接足を運ぶなりして応援してあげないと気づけば無くなってしまうよ、という事。そうなるとあたりを見渡すと個性も面白味もないくそつまらない地域、国、世界になってしまう。っていう警鐘がされていた。これに関しては自分も常々思う事なので非常に納得したが、自分は商業施設も好きだしチェーン店や好きな洋服ブランドもある。これらも潰れてはそれはそれで困る。要はバランスである。どちらかに偏りすぎても面白くない。けれど偏りやすいのはどうしても大きな力を持った方なので、小さくても面白みのあるものは自分たちの支援をなるべくするべきである。何も株やFXだけに限らない。そういった意味での投資でもある。

他にも面白い話や興味深い話、頭では分かっていても日常生活の中で忘れてしまいがちなことを、色んな例えをしながらわかりやすく説明してくれている。(与作の話は大いに笑った。内容は本を見てくださいな)

中でも個人的に良いなと感じたのが、「スタンプ式貨幣」の話である。これは簡単に説明すると、経済を回すためのアイディアであり内容としては、貨幣に消費期限を設けるというもの。本の例を拝借すると、1万円の価値がある貨幣の裏にスタンプ枠を作る。その貨幣は1ヶ月で1回、月末にスタンプを押してもらわないと使用することができない。そしてスタンプ1個につき50円の税金を支払わなければならない。裏には12個の枠があり、全て埋まると600円の税金が発生する。なので自然とみんなその貨幣をスタンプを押される前に使用するようになる。

貨幣全てをそれにするのではなく、給与の10%をそれで渡すなどすれば、月末前には駆け込みでの消費が見込めるという話だ。こうすると余計な貯め込みが無くなり、今以上に経済が回る。事実、今の日本は決して貧しいわけではなく、使われることのないタンス預金などが多く存在してると言われている。このシステムを使えば消費が増加し、自ずと経済が改善されるはずだ。

まあ、どうしても今の給与だと全部使ってる余裕なんか無いって人もいるだろうし、貯金が趣味だって人もいる。他にも色んな問題点はあるだろうが、個人的には是非試してみてもらいたい案である。

このように多くのためになったり感心するような話が、自分が説明した5億倍わかりやすくワクワクする文章で書かれているので是非購入して読んでみて欲しい。挿絵や表紙の絵もすごく可愛い。5章の時点で、人生をもう少し楽しんで過ごしてもいいんだなと思えてくるから、読了する頃にはきっとくそつまらない未来を変えようと重い腰を上げられるような気がしている。

明日はカメラの話、書けるといいですねえ。


また明日

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