見出し画像

メンバーと会社のありたい姿を重ね合わせる「Shared Vision 2024」開催!

——2024.11.20 AM8:30
日本初の迎賓館として、歴史を彩る数々の文化交流を見届けてきた元赤坂・明治記念館。緑鮮やかな庭園を見下ろす「蓬莱の間」には、そろいのパーカーに身を包んだ「ありたい姿プロジェクト」メンバーの姿がありました。

青々とした明治記念館の中庭。

MOTAの採用情報は、こちらからご覧ください

「一人ひとりのかがやき」を本気で追求するMOTAでは、誰もがありたい姿を目指せる・応援し合える関係づくりのために、10数名のメンバーによって「ありたい姿プロジェクト」が運営されてます。

『Shared Vision 2024』のオリジナルロゴ。

その一環として、全社員が集い、個人と会社の目指す姿をどちらも妥協せず重ね合わせていく『Shared Vision 2024』を去年に続き、開催する運びとなりました。

セッティングや進行確認を終え、いよいよ10時より開場。大阪・名古屋など各地から訪れたメンバーたちを待ち受けるのは、着席テーブルを決める抽選です。

抽選の様子。

MOTAには5つの事業部がありますが、各テーブルは完全にシャッフルされ、普段接点のないメンバーたちがそこここで会話を始めます。

毎月多くの新入社員を迎えるMOTAでは、初めての場に緊張するメンバーもいます。その中で、各テーブルに配置されたファシリテーターが温かな空気で会話をリードする姿が見えました。


pick up!
MOTAのこだわり──

着席して開演前に皆に書いてもらったのは、1枚のシール。「自分を一言で表すなら」を記入し、会場中央のポスターに貼りにいきます。

「改めて考えると難しいなぁ」「話を聞き出すのが得意なんですね!」など、シールをきっかけに話が膨らみます。

一言を書き終えたら、ボードに貼ってシェア。

OPENING

会場全席が埋まり、いよいよ『Shared Vision 2024』がスタートです。

取締役の高木さんがマイクを取り「昨年と比べて、メンバーが2倍。圧巻の眺めですね」とまず一言。続いて『Shared Vision 2024』の意義や目的が語られました。

成長基調にあり、日に日に組織が大きくなるMOTA。

ともすれば、つながりが薄れかねない中で、起点である「一人ひとりのかがやき」を誰もが追求し、温かく支えあう文化を皆で再確認したいこと。

本音で話すことは時に難しいけれど、MOTAという同じバスに乗っているメンバーには堂々と自分のありたい姿を自己開示して欲しいし、この機会に皆の「かがやき」を知り、応援してほしいこと。その先に皆の「かがやき」が交わり新たな「共創」が生まれること。

また、ダニエル・キム氏の『成功の循環モデル』で考えると、MOTAは「関係性の質」から「思考の質」へステップアップする時期であり、

今回の『Shared Vision 2024』ではワークやセッションを通じ「思考の質」を高めていきたい、という今回のゴールが示されました。


pick up!
『成功の循環モデル』とは──

組織においては、互いを尊重し合えるメンバーの「関係性」がまず一番重要で、この状態を活かせば、企業ビジョンに対する戦略や施策などの「思考の質」が上がること、またこれが高い「行動の質」「結果の質」に繋がるというサイクルモデル。


加えて、皆で「思考」をする際には「現実的な視点」や「できないかもとストッパーをかける」のではなく「無限の可能性」に目を向けて欲しい、と高木さんは語ります。

メンバー全員に、3つのグラスを使った問いかけが投げられた。

ジュースが入ったこのグラス。どう思いますか? 「少ないな」ではなく、「もっと入る」「どうすれば増やせる?」などポジティブな視点を持つだけで、同じ事実でも大きな可能性に変わります。

インタビューセッション

まず、最初のワークは「目の前の相手のかがやきを見つめる」ためのインタビューです。全員がペアを作り、相手の「人生最高の時」「ストロングポイント」を取材します。

インタビュー場所は、会場内でも、お庭でも、明治記念館の重厚な空間に点在するソファでも、好きな場所でOK。『Shared Vision 2024』ロゴを配したボトルを手に、ペアで「どこにしましょう」と散策しながら、自分たちのフィットする場所で緩やかにインタビューは始まりました。

「コンテンツ制作会社で、2日に1回は泊まり込んでたんです。夜10時に会社でパジャマに着替えて朝5時まで仕事。そこから少し仮眠を取る生活(笑)。でも皆で企画を形にするのが楽しくて、お互いフォローしあえる組織だったから辛くはなくて」

「家業が車屋で。寒い中車を磨いたり、オークション会場から車を引き取って海外での流通経路を見つけて売っていました。そんな中でMOTAに車の査定員として加わって、どんどん取り扱い台数が増えるのが分かって。自分が関わったことが成果になるダイナミズムを味わってそれが結構人生の中でも大きいかもしれない」

「一番仕事に集中できているのは今かも。経理経験はまだ浅いんですが、ミスをどうリカバリーするかではなく、そもそもミスを防ぐためにどうするか考えるのが面白くて」

インタビューを通じて、メンバーそれぞれの人生が見え、中には涙ぐむメンバーも。ちなみにお庭を見下ろすソファには、今年(2024)年入社の濱島さんとペアで話す佐藤社長の姿がありました。

濱島(左)と佐藤社長(右)。

以上で午前の部は終了。50種類もの樹木が生い茂る和庭園で全員の記念写真を撮り、昼食休憩となりました。

中庭から蓬莱の間に戻るメンバーたち。

強みを発見するセッション

昼食後は「それぞれの強み」が交わり生まれる「チームの強み」を言語化するセッションへ。

まずは午前中のインタビューでヒアリングした、ペア相手の「人生最高の時」「ストロングポイント」を各テーブル内で発表。

「彼とは同期入社なんですが、私の話を聞いてもらう時に全体像をまとめて体系立てるのがうまくて、それも前職で培った彼の強みだと思います」など、プラスの強みをフィードバックされ、照れくさそうな方もいました。

次は各テーブルごとに、皆の強みをポストイットで整理。チームで共通する「強み」を考察します。

類似するキーワードをグルーピングし、グループ同士の関係性を整理するチーム。全体のキーワードを繋げてストーリーをつくるチームなど色々。

「本質を見る力」「前進する力」「共創」「やり遂げる力」など、チームの強みとなるキーワードが生まれました。

続いて、粘土でオブジェを作り「チームの強み」を表現するワークへ。

抽象的なキーワードを3Dで表現することはとても難しいですが、久しぶりに粘土を触って、こねる内にだんだん思考が熟成し、

「探求と言えば穴を掘るイメージ?」「山登りの方がゴールに向かって色んなアプローチができて良いかも」「1人でガツガツ登る人、チームで助け合って登る人たちみたいに多様性も出せますね」など、会話が広がります。

最後に、4つのステージに別れ作品発表へ。

力強い握りこぶしで「やり遂げる力」を表現したチームもあれば、「深く対話する力」を表現するために、あえて抽象的な形をした“対話のテーブル”で話す人・寄り添う人・外から見ていたけれど段々近づく人といった多様なアプローチを描いたチームも。

ストーリー仕立てで、最後にメンバーで「今と未来を阻む壁を壊す」というアクションを加えたチームもありました。

創造性、協調性、探求力、実現力などそれぞれMOTAらしさ溢れるキーワードもさることながら、美大生作かと見まがう作品も多く、MOTAメンバーの底知れぬ才能が垣間見えました。

「はたす使命」の理解を深めるセッション

個のかがやき、そしてチームの力についての思考を深めたその次は「MOTAのありたい姿」「進むべき道」を考えるために、まずインプットするセッションへ。佐藤社長がマイクを取ります。

MOTAは「世界中に、もっとフェア‧トレードを」をミッションとして自動車、不動産流通の構造変革をめざし、事業に取り組んでいます。

最近入社したメンバーも多いので改めてお話すると、人生の大きな選択はアンフェア(不公平、理不尽)であることが多いです。

  • 例えば、自動車。車を売りたい個人は相場も分からず、プロの買い手の値付けで言われるがまま売ってしまう人がいます。

  • 例えば、不動産。人生に1回住宅を買うかどうかという人も多い中で、家の目利きは素人には難しく、購入した中古物件が欠陥住宅だった場合の影響は計りしれません。

  • 例えば、就職。雇い手・働き手は本来対等なものですが、どうしても雇い手優位になり、選考時に圧迫面接が発生したり、就職後もパワハラにより苦しめられる人たちがいます。

  • 例えば、教育。経済格差で受けられる教育に制限がかかってしまう子どもが存在します。

  • 例えば、結婚式やお葬式。最初の見積以上の請求に膨れる理不尽な状況もあります。

人生における大事な局面で「アンフェア」に泣く人はたくさん生まれています。きっとこれらの業界内だって疑問を持っている人はいる。でも正面から「アンフェアは良くない」と言ったところで、すぐに変えられるものではない。

カスタマーも企業もきちんと利益を得る、両者にとってフェアな構造を作らないと誰も乗ってくれません。MOTAが目指す山はとても高く厳しいものです。

アンフェアへ取り組むファーストステップは「業界に関わる人々の気持ちを推測する」ことでしょう。

リクルートの倉田学氏は「まずは国語が大事。国語の次に、算数を考えよう」と言いましたが、カスタマー・企業両社の気持ちを正確に捉えること。

その上で、アンフェアの生まれない構造戦略や目標数字を考えることが大事だ、と佐藤社長は語ります。

「事業への向き合い方」 探求セッション

佐藤社長の話を受け、フェア‧トレードの実現というMOTAの使命をどうすれば果たしていけるのか、探求するセッションへ。

「保険選び」「化粧品購入」「婚活/恋活アプリ」などの場面でどんなアンフェアが生まれているか思考し、それをコント形式や紙芝居で体現します。

カツラやつけ髭、ネクタイや帽子などの小道具を前にして、どんなシナリオにすべきか議論するメンバー。笑いの絶えない、それでいてリアルな「アンフェア」を体現したコント達が生みだされました。

コントのために用意された小道具。

【お題:医療機関】
救急車で運ばれた病院。専門医がいないにも関わらず、レントゲンを撮られる患者さん。その時は「こんな事あるんだなぁ」と言われるがまま流されたけど、終わった後に「レントゲン、撮れてよかったですー!」と能天気に言う看護師に、不審感。

【お題:化粧品トラブル】
話題の化粧品「MOTAエキス」を通販で買った女性。ワクワクしながらお風呂上りに塗ってみると、顔じゅうにブツブツが。箱を見ると消費期限の記載なし。問い合わせようと思ったが、連絡先の記載がなく憤りがおさまらない。

50分の与えられた時間内に、コントを仕上げるメンバーたち。
「不動産」をお題としたチームは、理不尽な料金表をつくることでアンフェアを表現していた。

メンバーたちは、コントを振り返り、

  • 「当事者になってみないと、問題が問題と気づかないこともある」

  • 「他人の大変さ、理不尽さを自分ごととして捉えることって大事だ」

  • 「正しい情報をもとにフラットな判断ができないとアンフェアに陥りやすい」

などの気づきを得ていきました。

最後に『Shared Vision 2024』を通じ、それぞれが明日から行うアクションを宣言。具体的な施策やtodoが挙げられました。

  • アンフェアに気付けるよう、slackでアンフェアチャンネルを作る

  • ユーザーを守る仕組みをつくりたい

  • カスタマーサポートのユーザーレポートを見ます。現場の声を聞き続けます

  • チームメンバーとたくさん関わります

  • 業界に関わる人すべてがフェアである「三方良し」を心がける

  • カスタマーがフェアに比較選定できる情報提供ビジネスを考えます

最後は、自分自身の「明日のアクション」宣言をしました。

「世界中に、もっとフェア・トレードを。」というMOTAのミッションを頭では理解していても、実際に当事者のアンフェアを想像・実感することは難しい。

でもそれに焦点を当て深掘りし、自分ごと化すれば見える世界があること。また、その上で自分たち一人ひとりが今できることを考え、実行しようと気付かされたセッションとなりました。


pick up
MOTAのこだわり──

毎月新規メンバーが増えるMOTA。新しいメンバーも気後れせず、伸びやかに自己開示できる空気づくりや、ワクワク楽しめる雰囲気づくりのために「ありたい姿プロジェクト」が重ねた細かいこだわりを少しご紹介します。

  • プロジェクトメンバーで、試行を重ねたワークショップ

事前に運営メンバーたちで行ったリハーサルの様子。
  • 『Shared Vision 2024』を彩るデザインたち(ロゴ・ボトル・ペンなど)

『Shared Vision 2024』ロゴは、「ありたい姿プロジェクト」も担うデザイナーが作成した。

(24年11月20日取材/25年1月19日初出)


最後に:
一緒にチャレンジしてくれる仲間を募集しています!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。読んで下さったみなさんの中にMOTAで新たなチャレンジをしたいと思ってくださる方がいらっしゃると嬉しいです。カジュアル面談・ご相談はいつでもウェルカムです!

MOTAの採用情報は、写真をタップしてご覧ください。