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『流星前夜』-完全無欠そんなアルバム-[感想/レビュー]

「感想」を書くにあたって
歌詞については解説、解釈、説明、考察などは書くつもりはありません!
(そういった側面が入る恐れもあります。すみません...)
人それぞれの解釈があると思うので、感想を書くことだけを意識して作ってます
ぜひ皆さんの感想を言い合う際の叩き台に使ってください!

どうも、Mosuky(モスキー)です。

今回は、UNISON SQUARE GARDEN の2ndミニアルバムである、『流星前夜』の感想を書こうと思います。

前回の新世界ノートに続いて、インディーズの頃に発売されたミニアルバム第二弾になります。
(こちらもUKプロジェクト盤とトイズファクトリー盤の2つが存在する。)

これはトイズ盤

このアルバムは、そこそこ聴きましたので、一応長期の記載にさせていただきましたww

いたらないところもあると思いますが、皆さんの感想の叩き台になればと思います。

では、


完成度はすでに現在に匹敵する

僕は最初のnoteにも書いたが、populus populusからユニゾンにハマった人間でこのアルバムと出会ったのは、その後になります。

発売日順なんて、当然気にしないわけなので、このアルバムについても特別何かを感じながら聞いた記憶はあまりないわけです。

ただ、収録されている曲は至極の曲達になるわけで、その曲達の洗礼具合は現在の楽曲に匹敵すると考えています。

さらに、再収録やリメイク(リニューアル)、対になる曲があるため、このアルバムは他楽曲との繋がり見える曲が多く存在します。

また、UNISON SQUARE GARDENの曲のテーマの1つに「夜空(星)」があるように考えるわけですが、

まさに本アルバムでは、そのテーマを大々的に表現されているように感じるわけです。

そんなアルバムの楽曲達を見ていきましょう!


何かが起こる、その前の静けさ-流星前夜-

新世界ノートでも書きましたが、ユニゾンの1曲目はそのアルバムの世界観と、その導入の役割を果たしている傾向があります。

流星前夜も紛れもなく、本アルバムの世界観の共有及び導入の役割を行ってくれています。

実はこの曲、歌詞カードに歌詞が載っていない曲になるんです。

そうゆう観点から見ても、プロローグであり、音として世界観を聴き手に共有することにしているのでしょうね。

楽曲として異質な雰囲気がある本曲。

「世界の音が消えさった静かな夜に」「虹色のパレット」「海岸の大雨」「飛行機雲」「ローズマリーが大切な嘘をついた」「星空の下」

歌詞にある単語達は、まさに導入としてふさわしい、後続の曲達をしめす言葉達

最後の「ただ、空を見ていた」からノンストップで始まる次曲のイントロ

もう、この時期から曲間の使い方(時間管理)が出来上がっている
さすがです!


ファンにとっても特別な神曲-フルカラープログラム-

この曲がインディーズの時代に作られて、今もなお、ファンにとっても大切にされている曲として歌われている。

本当にエグい曲を作ってくれたものですww

「モノクロでは説明出来ない 変幻自在のキャッチボールを」

こんな歌詞思いつきます!?
さらに、あのメロディーに乗せて

この曲は「七色」のイメージを強く感じますが、その対比として用いられている「モノクロ」って、単語がすごく強く浮き彫りにされているように感じますね。

加えて、ファンとしてはこの曲の派生であるプログラムcontinuedがさらにエモさを加速させられた感じで良いですよね。


次のアニバーサリーでも、当曲がリニューアルされるのか、それとも違うプログラムが来るのか。

どんな「ふざけろ!」が聞けるのか、楽しみですね。

フルカラープログラムに関しては、色々書きたいことがあるので、いつか単曲で感想を書こうと思います。
(未来の自分頑張って)


15thで再認識した曲-水と雨について-

何度も聞いた本アルバムだが、本曲についてはあまり記憶になかった
というのが、正直な感想でした。

アルバムをリピートしていたので、聞いていなかったわけではないが、本アルバムは年月が経つにつれて、どんどん聞かなくなったのも事実。

そんな中で、15thのアニバーサリーライブにて、本曲を演奏されて一瞬「?」となったが、歌詞の

予想をはるかに上回るフルスロットルを見てみたいだけだよ

の、一節がめちゃくちゃ印象的で、一気にあ〜ってなったのを覚えていますね。

その後に続く、
「そうやって世界の常識がひっくり返るのを待っている」
の音ノリが気持ちよすぎる。
そんな楽曲。


「誰かの涙」が本アルバムの副題なのかも-2月、白昼の流れ星と飛行機雲-

本アルバムのバラード担当。

本アルバムは「夜空(星)」がテーマになっていることは言うまでもないと思います。

「夜空(星)」(本曲の場合は昼の空)のテーマに加えて、本曲とフルカラーについては、「誰かの涙」もキーワードになっているように感じる。

フルカラーの視点は「ある人を思っての涙」を歌っているように感じる。

それに比べて、本曲の視点は「あなたの涙」を歌っている。

この2曲の登場人物には、繋がりがあるのかもしれないですね。。。

「笑い飛ばせ!」みたいな曲が世の中に多い中で
「あなたの涙を空まで飛ばして、私は飛行機雲」

よく出来た歌詞や

そんで、僕が特別好きなDr.Izzyに、対となる楽曲があるんですよね。
(あと、今回アルバムを復習してたら気づいたのが、水と雨についてで「8月」って単語が出てるんですね。。。)


ローテンションでも、ハイになれる-MR.アンディ-

イントロの「はい!」からの手拍子。
このノリが良いのです。

MR.アンディ、こいつもなかなかの曲。

インディーズに作られて、メジャー1stアルバムでparty styleとして起用され、現役で楽しませてくれてる曲になります。


現在のユニゾンにも通づる、POPな部分がすでに見えるし、何よりライブで盛り上がる曲

決して、ユニゾンの楽曲達の中では、ハイテンションな方ではないですが、ライブで流れた時の心地良さが半端じゃない

コーラスが入るタイミング、サビへの入り方、サビ後のギターメインの間奏。

すべてが、ライブの時に、これでもないくらいに心地よく噛み合うのがたまらない。

ぜひ、次回のライブで聴きたいものです。
(ちなみに、僕が最後に聞いたのは、one roll, one romanceのライブだったことになるらしい。)

そして、こいつもCIDER ROADに対となる楽曲がある。


幻の1st-流星行路-

さ、こいつが今回のアルバムのトリを務める「流星行路」になります。

知る人ぞ知る、幻のデモCD
1st demoに収録された表題曲。

ある意味で、UNISON SQUARE GARDENの処女作であると、言っていいでしょう。

なので、周りの楽曲と比べると作成時期が2,3年早いことになると思われる。
(作曲者のことなので、最初から大量の曲がストックされていたことも考えられますがw)

正直、楽曲の勢いは今のユニゾンほどではありませんが、歌詞に使われている重い単語達は健在かな〜と感じます。
(「誰が誰に物言ってんだよ!」って感じですが、好きだからこそ、嘘を付きたくないのです。)

星屑の声いつか七色に消え去った」とか「全ての音色をこの世界に残す いつかその過去は軌跡になるかな

現在のユニゾン楽曲にも登場する単語達がここにも沢山散りばめられていて、今だからこそ聴くことでアガれる楽曲でもあるように感じました。


総括

さ、総括ですが、

夜空(星)を歌うロックバンドここに在り!感があるミニアルバムでした。

ま〜そりゃ、題名が流星前夜なので、それに則った選曲、作曲なのかもしれないですが、

この後に登場する楽曲たちも「夜空(星)」に関した曲が多いので、作曲者のインスピレーションに影響を与えているのは間違いないのでしょう。
何かのインタビューでも言っていた気もしますw
(wiki情報だと「星追い達の祈り」という曲を初めてスタジオに入って練習したのだとか。)

あと、
やっぱり、フルカラープログラムは本当にすごい楽曲だと改めて痛感させられました。

聞き始めた頃からずっと好きで、10thの時にプログラムcontinuedが発表された時は、「あ、こういうお祝いの仕方するんだ!」と思ったし、

15thの時もプログラムContinuedをリメイクして15th.verを作ってくれたこともあり、どんどんフルカラープログラムを好きになっていく

ファンにも大切にされているからこそ、ユニゾンとしても当曲をリニューアルしてお祝いの曲を作っていると思うと、

インディーズに作った曲がベースにあって、色褪せず常に変化し続けることができる楽曲。

って、すごいっすね。

他の楽曲についても、2月然り、アンディ然り、
「対になる楽曲をちょっと時間の経った頃に、新しいアルバムに収録してくれる」
のは、ファンに取ってはテンションのアガる粋な題名付けですよね。

まだ、ペアが組めてない曲もあるので、今後もしかしたら対になるような楽曲が出るかもしれませんね。
(自分が認知してないだけ、あったらごめんなさいw)


こんな感じで、感想は以上にしようと思います。

最近聞いてない人もきっと多いアルバムになると思いますし、聞いたことない人もいるでしょうから、ぜひこの機会に聞いてみてください!

では、


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