『10% roll, 10% romance』-さあ、ワルツの続きを話そう。- [感想/レビュー/考察/MODE MOOD MODE SENTENCE]
どうも、Mosuky(モスキー)です。
今回は、ナツさん主催の企画「MODE MOOD MODE SENTENCE」に参加させていただきました。
(私は10曲目:2023/1/21投稿)
いろんなタイプの物好きさんが参加している企画になりますので、ぜひ以下のリンクから、それぞれの方の記事も読んでみてください!
さて、私が本企画で担当させていただく楽曲は題名にもある通り、『10% roll, 10% romance』になります。
有名曲かつ人気曲。
そんな本楽曲の感想を、自分なりに書かせていただきました。
本楽曲は多岐にわたって情報が溢れているのでその集約を
そして、最後の考察を楽しんでいただければと思います。
では、
1 sec(tion): イントロだけでぶち上がれる!
曲が持つポテンシャルが高すぎる
早速ですが、この「10% roll, 10% romance」近年のライブパフォーマンスを見れば見るほど、「ライブ曲として優秀すぎる!」と、感じる今日この頃
なんと言っても、イントロが極めて優秀
一瞬のイントロを聴いただけで、本楽曲であることを認識するには十分すぎる
と感じるわけです。
これは決して、楽曲に対して深い造詣があるから、上記のような認識になるのではなく、単純に本楽曲が持つポテンシャルがそうさせていると考えています。
捲し立てるように始まる本楽曲のイントロは、他の楽曲とは異なる魅力が詰まっている
今回、そのイントロの魅力を説明するにあたって、以下の指標を設けさせていただきました!
・秒単位で区切った、楽曲構成の記載
・緩急の具合を()内に「上げ/下げ」で記載
では、さっそく確認していきましょう!
決して正解ではないけれど
以上が、私が考える本楽曲のイントロを構成する要素になります。
(音楽と一緒にぜひ、聴いてください)
このたった21秒間(6エイト)ですが、()内に「上げ/下げ」を記載した通り、緩急が数往復しているのが本楽曲のイントロがもつ魅力である
さらに、ここで音楽ソフトに読み込ませてイントロ部分の音の波形も観測しました。
②0:02-0:05 ボーカルの第一発声を合図に楽器演奏が一瞬アウト(下げ)
ボーカルの発声(「yes!」)後の波形になります。
やはり、感覚で認識していた通り発声後に音の波形が全体的に小さくなっている部分が多いことが確認できます。
一旦ここで、メリハリ的に楽器演奏をやめることで、「下げ」ていることがわかります。
③0:05-0:06 ボーカルの3カウント目前後で一瞬楽器がイン(上げ)
比較すると、3sec目前後から波形が連続的に大きくなっています。
このことから「toe 3sec 」くらいの歌詞から楽器が再度激しく演奏を行って、緩急の「上げ」を行っているように見受けられます。
④0:06-0:07 力強く印象である、ボーカルの「right」の発声(下げ/上げ)
発声前後は弦楽器特有の伸びだけのため、音が小さくなっていっている
「right」の発声終わりから、波形が大きく連続的なっています。
以上の波形からもわかるように、ここに関しては、1秒の間で緩急を完成させていることがわかります。
⑤0:07-0:14 最初はギターとベースがメインで、ドラムは控えめ(下げ)
⑥0:14-0:21 一気にドラムが入ってきて演奏の激しさが増す(上げ)
下の波形(ドラム畳み掛け時)は、上の波形に比べて、音の粒がかなり細かく、さらに粒が多いことがわかります。
この比較から、ドラムのビート数を意図的に後半急激に上げることで、緩急をつけていることがわかります。
さて、上記の結果からもわかるように、
ユニゾンが得意とするジェットコースターのような楽曲構成が、21秒間のイントロで畳み掛けるように行われている本楽曲
ライブ曲として開始数秒で観客の心を掴む、この楽曲構成が僕はめちゃくちゃ好きなわけです。
そんな、本楽曲を演奏したライブで、ぜひ注目して観て欲しいライブが存在します。
それが「プログラム15th」
まさに、説明したイントロ部分(0:02)を「聴いてから」、両手を上げて喜ぶ観客の姿が、バッチリ抜かれている
これを初めて観た時、「この人やるな〜」と思いましたw
と、同時にこの曲が持つイントロの凄さを目の当たりにした感じがしました。
ぜひ、「プログラム15th」を観る機会があったら、注目して欲しい
カウントアップが始まりの合図
カウントアップは決して、歌詞の「1sec 2sec …」のカウントアップに限りません!
そう、ライブにおけるイントロ部分のカウントアップ
次に注目すべきは、ドラマーのカウントアップ
上記、YouTubeのリンクを貼ったライブは「Normal」のティザー映像になります。
こちらでも、確認できるようにドラマーの2カウントで本楽曲がスタートしています。
4カウントで始まる曲は何曲かありますが、2カウントのカウントアップから始まる楽曲は私が認識している限りだと「10% roll, 10% romance」に限られます。
(他にもあったら、申し訳ない)
さらに、ドラマーのカウントアップ全般に言えることかもしれませんが、
ドラマーのカウントに、食い気味で始まる演奏が、客のテンションを急激に上げさせてくれるように感じる
そんなドラマーのカウントアップを聞き取ることで、ライブの楽しみがまた一つ増えますので、
ぜひ、今後ライブに参加された際には、注目していただければと思います!
4カウントの話は別の機会に
2 sec(tion): Single曲?Albam曲?Tour曲?
本楽曲は、長期間に渡って第一線で扱われていたことから、様々な役割を担った曲でもあります。
まずは、Single曲として
本楽曲は11th Singleとして2017年8月9日にリリースされたシングル曲
タイアップは『ボールルームへようこそ』
(TVアニメの公式サイトが閉鎖してるっぽいので、講談社公式を)
社交ダンスを題材にしたアニメ作品のオープニングテーマとして提供されたシングルになる
歌詞の所々に現れる「ダンスのペアー(男女)を思う気持ち」や「社交ダンス特有のきらびやかな雰囲気」「ダンスを踊る高揚感」を表す歌詞は、タイアップのアニメ作品も意識して作成されていることでしょう。
加えて、同アルバム収録で12th Single曲 「Invisible Sensation」が2クール目のオープニングテーマを担当しています。
さらに、この「ボールルームへようこそ」はTVアニメ化のPVにユニゾンの過去楽曲を採用している
第一弾PVに『シャンデリア・ワルツ』
この選曲は偶然か、それとも。。。
加えて、第3弾、第4弾PVでもユニゾンが楽曲を提供しているので、ぜひ確認してみてください!
私はこの「ユニゾンファン包囲網」に引っかかり、このアニメを観ましたw
結構面白い作品ですので、気になる方はぜひご覧ください。
様々な側面から考えて、本アニメ作品についてはかなり協力的に、バックアップをしていたと考えてよいでしょう。
そんな、本楽曲はちゃっかり、リリースイベントを開催している
「10% roll, 10% romance」リリース・ライブ
こちらのライブは、TOWER RECORDSとのコラボで実施されていました。
シングルリリースのイベントライブをやるなんて、かなり珍しいと思うし、当選された方はラッキーですね。
私は残念ながら参加出来なかったのですが、ありがたいことに「fake town baby」の初回限定版にライブ音源を収録してくれています。
セットリストを確認すると初っ端から、「場違いハミングバード」
4カウントでブチかましてるね
こいつは、Tour曲でもあるぜ
皆さんご存知の通り、『One roll, One romance』として、本シングル曲をメインに引っさげてTourまで実施している
18箇所 24公演
シングル曲をメインに据えたTourとしては「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のツアー」以来
(「流星のスコール」と「リニアブルーを聴きながら」の複合シングルツアー)
きっと「いい曲(後述する曲も含めて)ができたから、ライブをしよう!」となったんだろうな〜と感じるw
もちろん、カップリングも。
じゃあ、この「one roll, one romanceツアー」は「10% roll, 10% romance」だけのツアーかというと、ご存知の通り少し違う
12th Single「Invisible Sensation」と13th Single「fake town baby」も本ツアーで演奏されています。
しかし、前述しているツアーと異なるのは、その12th 13th シングルの発売前にツアーを迎えていることです。
なんなら結構なライブ数を行ってから、発売している
なので、初めてフルで12,13thシングル曲を聴く観客が多く発生した稀有なライブでもありました。
そんな、本ツアーだが、一個人的にはかなり好きなライブになる
やはり一番は、特別セッション「One roll, One romance」が楽しすぎる!!
セッション中の3人のコーラスを中心軸においた、セッション回しが気持ちいい
最後のボーカルの「もうちょっとだけやりまーす」からの、Silent Libre Mirageが大変心地いい
忘れちゃいけないけど、こいつもダウンロードシングル!もちろん参戦
そして次曲に、満を持しての「10% roll, 10% romance」
熱いね
今思うと、いい意味でめちゃくちゃなライブだと思うww
そんな当ライブの映像は、本企画のアルバム『MODE MOOD MODE』の初回限定版特典として映像収録されています。
ぜひ、ぜひ、初回限定版を購入して、本ライブを確認してみて欲しい
マジで楽しいぞ!
(15th Single「Catch up, latency」の初回限定版には、本ライブの音源CDがついてます。)
さいごは、Albam曲として
さて、最後に7th Albam『MODE MOOD MODE』に収録されている本楽曲について
アルバムでの本楽曲の印象は、「頼れる先輩」といった感じでしょうか?
アルバムの曲順としては、バラードだが力強い印象を与える『夢が覚めたら(at that river)』を前曲に配置
その後、ラストから2曲目にアルバムの終わりを告げるかのように本楽曲は登場
そして、最後サプライズ的に『君の瞳に恋してない』にバトンを渡しているわけです。
また、『MODE MOOD MODE』ツアーでも、アンコール2曲目でライブの終わりを告げる曲として登場したあと、不意打ち気味にラスト「Cheap Cheap Endroll」を演奏しています。
MC「ユニゾンスクエアガーデンでした」→演奏[10%]→MC「おまけ!」→演奏[cheap] って、感じ
そんな、頼れる先輩も追加公演の『MODE MOOD MODE ENCORE』では演奏されていない
きっと、「10%はもう十分やったから、抜いていいよね」みたいな感じなのでしょう。
実にユニゾンのベーシストらしい判断な気がしますw
3 sec(tion): 待ちに待ったんだ。2年も
最後に向けて、2017年-2018年のユニゾンの動向を改めて振り返ろうと思います。
(私の主観も少し書かれてますがw)
夏:2017年8月
『2017年8月9日』に UNISON SQUARE GARDENより、
11th Single『10% roll, 10% romance』発売
カップリング曲には、「RUNNERS HIGH REPRISE」「flat song」を収録
初回限定には、「fun time HOLIDAY 6」のライブ音源CDを収録
そんな本シングルだが、
2年も待ったんだ。
一個前の10thシングルはあの「シュガーソング」なわけですが、こいつは2015年5月に発売しています。
2023年1月現在では、16th,17th間の2年6ヶ月がシングル未発売期間の最長になってしまいましたが、以前は10th,11thの2年2ヶ月が最長でした。
とは言ったものの、
「DUGOUT ACCIDENT」や「Dr.Izzy」が発売しているのだから、そんな待ち遠しかったの?と言われると
もちろん!
やっぱりシングルは特別なのです!
大学2年生で買った10thシングル、気づいたら大学4年生で11thシングルを買うことに…
秋:2017年9,10月
11thシングルを主体にしたツアーが決定しており、「これは行くしかない!」と「One roll, One romence」に参戦を決意
その、チケットの支払いも済んだ頃、
2017/10/8発売
12th Single 「Invisible Sensation」
タイトル帯「その才能に用がある。」
2017/10/15発売
13th Single 「fake town baby」
タイトル帯「君の常識に用は無い。」
ユニゾン初のシングル2週連続リリース!
タイトル帯にも遊びが見られますねw
お金ないよ?
冬:2018年1月
『MODE MOOD MODE』曲順当てクイズを経て、
千秋楽ライブ参加前に、本アルバム『MODE MOOD MODE』の発売!
しかも、これから行くライブのライブ映像付いてるw
ライブ行ったらグッズ少し買うのに、ここでアルバム…
お金ないよ…
春:2018年2,3月
そして、14thシングル「春がきてぼくら」発売
MODE MOOD MODEツアー決定
なんか、2017後半-2018前半で怒涛の更新!
あともう、本当にお金ない!!
そして、僕は晴れて卒業し、2018年新社会人に
MODE MOOD MODE 大宮公演が当選するも平日の公演は、研修期間のため参加できず。
そして、円盤化…
アンコールの大騒ぎを実際に見れなかったのは私の一生の後悔です。
以上、本楽曲を起点にした、2017-2018年の思い出でしたw
皆さんはこの時期何をされていましたか?
問題定義[考察]
さて、長くなりましたが、最後に問を
『MODE MOOD MODE』のキャッチコピー
『わからずやには見えない魔法を、もう一度。』とは?
では、『ワルツ』の意味とは?
じゃあ、語源はなんだろうか?
次に、本楽曲の前後に置かれたアルバム曲は?
情報は揃ったと思う
確信に迫ろう
10% roll, 10% romanceのタイトル帯
『4年後もどうせ君が好き。』
どこから、数えて4年なのか?
4年前の『夢から覚めて』、再び魔法がかけられた今
『君の瞳』を見て、僕はなにを思うのか?
そして、この『ロマンス』は、4年前の『ワルツ』の続きなのだろうか?
そうだとしたら、
わからずやにかけた、見えない魔法とは何か?
聴く人それぞれに、解釈がある。
僕たちは、正しくない。
謝辞
最後まで読んでくださった皆様
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
考察部分はだいぶ余白を作っているので、ぜひ自分なりの解釈を探してみてください。
少しでも楽しんでくださったなら幸いです。
一緒に企画に参加した皆様
どれもこれも、観点が人それぞれのため、毎日楽しく読んでおりました。
また、ユニゾンを通じて皆様と関われればと思います。
本企画立案者のナツさん
お忙しい中での、企画の運営本当にお疲れさまでした。
また、本楽曲を担当させてくださり、ありがとうございました。
読んでいただいた通りですが、担当楽曲以外の部分にも触れる記事になってしまったことはお許しください。
ぜひ、また楽しい企画をよろしくお願いいたします。
そして、UNISON SQUARE GARDEN
本当に、最高の楽曲をいつもありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
最後に、MODE MOOD MODE 5周年おめでとう
そして、CIDE ROAD 10周年も、もう目の前
では、