【44日目】2分の芝居を1日1本、50本書いていくnote 『当たり前のポイズン』【#てれアクト】
家で1人で、誰でも演じることが出来て、スマホがあれば撮影も配信もできる、2分20秒以内の1人芝居企画「てれアクト ~workfromhomeactors~」
そんな「てれアクト」のための脚本を、劇作家モスクワカヌが1日1本、50本書いていくnoteです。
44日目の脚本は有料noteとして公開致します。
以下にあらすじと脚本の一部を掲載しておりますので、ご参照ください。
記事をご購入いただくと全文が読めるようになっております。
44日目
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当たり前のポイズン
〇登場人物
課題でだされた作文を書いている学生(性別は問わない)
〇あらすじ
「新しい生活」というテーマで課題の作文を書いている学生は、いつもは学校に行けず、皆と同じように生活ができないことに苦しんでいたが、緊急事態宣言中は生きやすかったことから、「皆が普通だと思っていた日常こそ自分にとっての緊急事態だったし、皆にとっても毒だったのではないか」と考える。「新しい生活」では、緊急事態だった以前の生活や自分に戻りたくない、と書く学生の決意の話。
〇脚本冒頭
学生が、作文を書きつつ、声に出して読んでいる
学生 3つの密、いわゆる「3密」とは、密閉、密集、密接をあらわす言葉です。密閉とは、窓がなかったり換気ができなかったりする場所のこと。密集とは、人がたくさん集まったり、少人数でも近い距離で集まること。密接とは、互いに手が届く距離で、会話や発声、運動などをすること。
学生 この「3密」は、日本における集団感染を避けるために控えることを求められており、5月4日の安倍首相の記者会見で述べられた「感染拡大を予防する新しい生活様式」にも、「3密」の回避が含まれています。ですが私は、2020年3月より以前、私達の日常に、当たり前にあったこれらの「密」こそ、私達の生活の毒だったのではないかと、思い始めています。
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