生麦事件 ロッシェル・カップ 神宮外苑の災難
加藤文宏
前回、『彼らはなぜ神宮外苑再開発反対のデマに乗ったのか』でデマを盲信したり利用した著名人たちと、再開発反対の旗手で情報発信源のロッシェル・カップが織りなす構図をあきらかにした。
今回は、ロッシェル・カップという存在、ロッシェル・カップ的なものを、私たちの社会はいかに扱うべきかを考える。
2022年にカップが、オリンピック関連事業のため代々木公園の樹木が伐採されると大げさな誤情報を流したとき、私の脳裏に浮かんだのが「生麦事件」だ。生麦事件は、欧米人の傲慢さが引き起こした悲劇だった。カップが異文化コミュニケーションの専門家を自称していることに、世界が抱えた不条理と不幸が凝縮されているのかもしれない。
生麦事件とGIベビーが残した屈辱
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