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思わず感動してしまった「東京楽器博2024」でのライブの話

「東京楽器博2024」というイベントがあることをご存知でしたか?
正直、筆者は知りませんでした、当日まで。

朝知って、バタバタと準備をし、急いで会場へ向かいました。
なぜ急いだかというと、そのイベントの中で、「KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024」というライブが行われることを知り、当日券をゲットするためです。

ここでは「KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024」というライブで思わず感動してしまったお話をします。


東京楽器博2024とは?

11月2日(土)と3日(日)の2日間、科学技術館で行われました。

科学技術館は初めて行ったのですが、すごいですね。
円状にいくつもスペースが分かれていました。

ここでは、ヤマハやローランドなどの楽器メーカー、大手楽器店、専門学校など、73社が出展しています。

以下のように、フロアごとにジャンルが分かれていて、さらにその中に小ステージがあり、1日中イベントが行われていました。
・シンセサイザー
・DJ・音楽制作
・管楽器、弦楽器
・ドラム、打楽器
・エレキ、アンプ、エフェクター
・アコギ、ウクレレ
・その他ブランド

客層は、オールジャンルです。
出展している楽器の種類が偏っていないので、いろいろな方々がいました。
子ども向けのワークショップもあったので、親子連れもいましたね。

KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024とは?

KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024のチラシ
KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024のチラシ

「KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024」とは、この東京楽器博2024のイベントのひとつで、科学技術館の中のサイエンスホールで行われるライブのことです。

楽器メーカーKORG(コルグ)主催で、いろいろなジャンルのアーティストが集まってセッションしようという企画なのだと思います。

各ジャンルのトップアーティストが集まっていました。
・押尾コータロー
・coba
・Sam Pomanti
・鳴瀬喜博
・Hiromu Fukuda
・マーティ フリードマン
・村田隆行
・ROLLY

誰を目的に行った?

正直言いますと、楽器に関してはツレの付き添いです。
ツレがベースを趣味にしていて、ベース本体のことやエフェクターの話は良く聞いていました。
楽器店めぐりをしたり、ベースに関したYouTubeも観ていました。

つまり、目的はベーシストです。
ベーシストのHiromu Fukudaさん(むう)を拝見するのが本当の目的です。

多分、ベーシスト界隈に詳しい人でなければ、Hiromu Fukudaさん(以下むうさん)を知っている人は少ないかもしれませんね。

むうさんは、Suspended 4thというバンドのメンバーで、主に名古屋で活動をしています。
YouTubeで拝見して、その超絶スラップに驚きました。
雑誌の表紙にもなっているので、知る人ぞ知る有名な人です。

実はライブ前に目的を達成していた

歩道橋からの日本武道館の画像
歩道橋からの日本武道館

むうさんの生演奏をいつか一度は見てみたい、そう思っていました。
しかし、むうさんは基本的には名古屋ですし、簡単にライブに行けるものでもありません。

ツレが、前日の夜にむうさんのYouTube生配信を見て、初めて明日イベントに来ると知り、当日の朝に筆者は聞かされたわけです。

東京に来る!?それはチャンスだ!!

そう思った筆者たちは急いで車で会場に足を運んだという流れです。

科学技術館は日本武道館のすぐ横にあります。
日本武道館には北の丸公園駐車場が3つあるので、どれかに停められればラッキーかな程度で、もう1か所違う駐車場も検討していました。

案の定、北の丸公園駐車場は全滅で、そんじゃもうひとつのところに行こうかと移動し始めたその交差点で、なんと、むうさんがベースを担いで歩いているではないですか!!

筆者たちは車の中から、
「むうさん!!」
と思わず声をかけました。
耳にイヤホンが付いていたので、聞こえてないなと思ったら、手をあげて応えてくれたのです!

いや〜、こんなところでお会いできるとは・・・

筆者たちは、
「目的達成したね、これで当日券取れなくても満足だね」
と興奮状態でした。
・・・ま、演奏は聴けてないので本当の目的達成ではないのですが、会えないであろう人と会えたことで、もうそこで満足なのです。

驚きと感動のライブ

無事に当日券をゲットし、むうさんの生演奏に興奮したのは言うまでもありません。
何でしょうね〜、あのスラップの弾き方は他のベーシストさんよりかっこいいんですよ(他の方がカッコ悪いとは言っていませんよ)。
ただ、明らかに指が違うんですよね。

そのことをツレに言ってみると、どうやらその通りで、むうさんのこだわりの弾き方があると詳細に語ってくれました。

・・・で思わず感動してしまったアーティストは以下のお二人です。

coba

cobaさんといったら、有名アコーディオニストですね。
一般的に知られたアコーディオニストと言えば、cobaさんと横森良造さんではないでしょうか。

アコーディオンなんて、小学校の鼓笛隊でクラスの誰かが弾いていたのを見たことある程度で、ご縁なんてありません。
アコーディオンの仕組みもろくに知りませんし、cobaさんはテレビで見たり、何かの主題曲になっているくらいの知識でした。

演奏を目の当たりにすると、本当にすごいですね。
鍵盤を見ずに弾く右手はまだ分かりますが、左手の多くのボタンを見ずに押すってどういうことでしょう。
ボタンによって和音が出ることは何となく知っていましたが、あれを操って、アコーディオン1台で主旋律と伴奏を演奏してしまうってすごい。

アコーディオンとは何ぞやと思い、調べるきっかけになり、大変良い勉強になりました。

押尾コータロー

一番驚き感動したのは、押尾コータローさんです。
押尾コータローさんは、アコースティックギターを弾く方だとは知っていましたし、名前はよく見かけるのですが、あまり意識して聴いたことはありませんでした。

いざ演奏が始まると、ギターの音色がなんてなんて綺麗なのでしょう。
ツレがよく「弦が高くて買えない」とぼやいているのですが、きっと押尾さんは高級な弦を頻繁に換えているんだろうなぁなどと思ってしまうほど、素敵な音でした。
もちろん良いギターを使っているからこそなのですが・・・。

その音の綺麗さにも驚いたのですが、何より技です。
本当に1本のギターで奏でているの?と思うほど、主旋律の他に、副旋律?伴奏?、リズムといったいろいろなパートを1本のギターで演奏するのです。

これまた、押尾コータローとは何ぞやと調べるきっかけになりました。
どうやら、タッピング奏法(弦を叩く)やオープンチューニング奏法(開放弦で特定のコードになる)で、ピックは持たず爪で演奏するそうです。

こんな弾き方があるんだと感動と勉強になった演奏でした。

さいごに

芸術の秋、音楽の秋という感じでした。
もちろん他のアーティストさんも素晴らしい演奏でした。

とりわけ、cobaさんと押尾コータローさんの演奏については、「こんな弾き方があるんだ」と驚き、感動しました。
今まで本当に何も知らなくてごめんなさいという気持ちです。

自分の知らない世界を知るって、とても楽しいし勉強になりますね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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