ウマ娘 トレーナーの娘
注 オリジナル設定、配役は割と適当、誤字脱字あり
競バ場。日も穏やかな秋晴れの空。まだ人がまばらな澄み切った空気が肺につく。ゆっくりと溜息をつきながら客席の柵にもたれかかり、力なく腕をぶら下げる顎髭の目立つ中年の姿があった。
「ち、あの馬鹿娘が……。」
つい愚痴が口からでる。今の言葉、担当に聞かれていなかっただろうかと彼は思い直して周りを見るが、どこにも居ないようだ。安心する。余計なプレッシャーを不必要に与えたくはないのだ。
「どうしたんだい?トレーナーさん。私の調子はもう