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どんな人かも知らずに 手をつないだ
この空を見よ 刻一刻と移ろいゆく色彩を見よ 景色という"概念"ならば 誰のものでもないのだ …
もはやにぎらぬ手のぬくもりが 今になって恋しくなる いつのまにか忘却していた 遠い日の彼…
ひと粒の塵の中に莫大な愛はあるか 宇宙の果てに、こう尋ねた 時にはきれいな顔をして 時に…
淀む空気に満ちた回廊で 告げられた"愛する人の死"
道ばたに咲く草花すら手折れなかった子が いつしかためらいもなく邪魔な虫を潰す時
明け方、ピチピチと鳴く鳥と共にシンとした空気を全身に取り込んだ