コンプレックスだった私のランドセル
先日noteでランドセルの記事を読んで
私のランドセルのことを思い出したので
それを書きます。
私のランドセルは表面がザラザラでした。
みんなのランドセルはツルツルで
ピカピカでした。
私はうちが貧乏だから
安いザラザラのランドセルしか
買えなかったんだと、
ザラザラのランドセルが嫌いでした。
年子の弟も私と同じ
ザラザラのランドセルでしたので、、、。
そしてスレたところから白っぽく
なって行きました。
みんなのはそんなに白っぽくならないのに
みんなと同じじゃなかったので
それをいつか否定されるのではないかと
ドキドキしてました。
実はかなり大人になってから
私と弟のランドセルは牛革で
他の皆のランドセルは
クラリーノだった事に気づきました。
そんなことも知らない当時の
私は小学校を卒業した後
何も未練もなく、
「早く捨てて欲しい」と
言った気がします。
やっとみんなと違うランドセルから
さようならできると
清々しささえ感じていました。
しかしその後母がしばらく
取っておいたらしいのですが
私があまりにも懐かしいとか
名残惜しいとかがなさそうなので
使い道もないので捨てたらしいです。
両親は私たち兄弟に良質なものを
与えてくれてたんです。
そうとも知らずにずっと
貧乏である家と親をずっと
長いこと恨んでいました。
ずっとずっとこの家族で
いる事にとても違和感を
感じていましたからね。
少しでも周りのせいにして
生きていかないと
あの頃は自分や現状を
受け止めることは
一番の苦痛でしたので、
仕方なかったと思うようにします。
両親もまだ生きてる間に
買って貰ったランドセルが
牛革だと気づいてよかったです。