入社後1on1のススメ
About me
こんにちは、11月からMOSHでソフトウェアエンジニアをしているKeisukeと申します。これまで、Webサービス企業やスタートアップでバックエンドエンジニアを中心に、SREやデータエンジニア、エンジニアリングマネージャーなど幅広いロールを経験してきました。現在はMOSHで技術基盤の刷新に取り組みながら、日々忙しくも充実した時間を過ごしています。
今回は、入社後に私が個人的に行っている社員全員との1on1についてご紹介します。この記事はMOSH Advent Calendarの20日目の記事です。
全員1on1を始めた理由
私が入社した経緯や理由については別の機会に触れたいと思いますが、簡単に言うと、事業が成長フェーズに入る一方でシステムには多くの課題が残っているというMOSHの現状に魅力を感じたためです。これまでの経験を活かし、事業にインパクトを与えられる可能性が多いと考えたことが決め手でした。
MOSHは創業期から続く技術負債の影響で、システムの性能面や開発生産性に課題があります。解決すべき問題が多い一方で、リソースはまだ十分ではありません。私はバックエンドのソフトウェアエンジニアとしての役割を担っていますが、必要であればロールを越えて貢献するつもりです。
そんな思いで入社し、最初に考えたのが「社内にどのような課題があるのか」を把握することでした。オファー面談などで概要は聞いていたものの、社員一人ひとりの生の声を直接聞きたいと考え、社員全員との1on1という一見無謀な計画を始めることにしました。社員の皆さんも忙しいため依頼するのに少し躊躇しましたが、「割いてもらった時間以上の成果で返す」という覚悟で決行しました。現在の規模だからこそできる取り組みでもあります。
実際に始めてみると、当初の目的以上に多くの収穫がありました。
1on1で話した内容と得られたもの
1on1では30分間時間をいただき、主に以下の内容を話しています:
日々の業務で感じている課題
各自の業務で課題と思っていることや、エンジニアチームへの期待についてざっくばらんに伺います。個人的に仕事で達成したいこと
スタートアップ企業で働く人は、目指すべき成果が明確なことが多いです。そのため、成功の定義や中期的なキャリアプランを伺うことで、その人の価値観を深く理解する助けになります。趣味やパーソナルな話
仕事以外の趣味や興味についても伺います。共通点が見つかるとコミュニケーションがスムーズになります。
この試みから得られたものは大きく3つあります
エンジニア以外のロールの方々の課題認識を理解できた
システムを使ったり、顧客と直接やりとりをしている方々から、いろいろなレイヤーでの課題がきけ、システムやビジネスの現状や改善点を具体的に理解することができました。ときにエンジニア側の優先順位の認識と違っていたりするので、直接聞くことの意義はあるように思いました。お互いのパーソナリティを知り、職種の壁がなくなった
仕事の課題だけでなく、個人的な目標や趣味について話すことで、コミュニケーションがしやすくなりました。MOSHはフルリモートの会社で、東京以外に住んでいる方も多いので、顔を合わせる機会はそれほど多くありません。こういう機会を自分から作っていくことで、今後のコラボレーションがスムーズになるとおもいます。目指す目標やビジョンが明確になった
皆さん個人がどのようなことを実現したいと持っているのか聞くことにより、エンジニアリングチームとして自分たちがなすべきことが明確になってきました。また同じ船に乗っている仲間が高い目標に向かって努力している話をきくとこちらも刺激がもらえます。
今後について
今回は、私がライフワークとして取り組んでいる1on1について紹介しました。スタートアップ企業にはユニークなバックグラウンドを持つ方が多数います。自身のロールや同じチームのメンバーに閉じた働き方では、得られるものも限られてしまうと感じます。この記事が、これからスタートアップ企業に入社される方の参考になれば幸いです。
さて、冒頭でも触れた通り、私はMOSHの技術基盤刷新に取り組んでいます。入社から2ヶ月が経過し、今後はシステムや開発生産性の向上を目指し、より楽しく激しく挑戦していくつもりです。また、積極的に情報発信もしていきたいと考えています。
MOSHはまだ小規模なチームですが、大きな社会的インパクトを生み出せるポテンシャルを持った会社だと感じています。ただ、それを実現するには、エンジニアが強い技術基盤とチームを構築する必要があります。このステージならではのやりがいのある仕事がたくさんありますので、もし興味を持っていただけたら、ぜひ気軽にお声がけください。カジュアル面談等、いつでもお待ちしています!