見出し画像

3日目。台南「下大道蘭米糕」で昼食。(18回目の台湾旅2023/06)

佳里からお昼過ぎに台南市に戻り、康樂街の「下大道蘭米糕」で米糕(mǐ gāo)に四神湯(sì shén tāng)でちょっと遅めの昼食。
通し営業で助かりました。

米糕。

もともと個人的におこわ系のものにあまり興味がなくて、粽子(ツォンズ/ちまき)とかもたまにしか食べないのですが、前回高雄でなにげなく食べた米糕がとても美味しくて、心の「次台湾来たら絶対食べる」リストに入れていました。
粽子同様、米糕も北部と南部ではスタイルが異なっていて、台北あたりで米糕というとカップにもち米と具材を共に入れて蒸し、それをひっくり返した筒状の形のものが主流です。
南部では写真の通り、お椀に蒸したもち米をよそって肉燥(ròu zào・滷肉飯の肉の部分の南部呼び)と煮汁をかけ、魚鬆(でんぶ・ここのはカジキらしい)と漬物をのっけるスタイルです。この店ではボール状の練り物も添えられていました。もち米だけど長粒米なのでぱらっとしていて、具材と混ぜてもさっぱりした軽い味わいなのがとても良いです。

四神湯。

お供の四神湯は豚の腸とハトムギ(薏苡仁)や蓮の実などが入ったすっきりした漢方スープで、疲労回復や消化器の調子を整える効果があるとかで、米糕と共にちょっと軽く食事を済ませてお腹を休めたい時にはぴったりの組み合わせです。
ふたつ合わせて70元(300円ちょっと)。この値段でこれだけ美味しいものが食べられるのも素晴らしいです。

お店に掲げられた「風味めっちゃ佳し」と書かれた扁額とメニュー。
家族経営っぽいこぢんまりとした店構えですが、台南はこういう店があなどれない。


下大道蘭米糕


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?