シカゴ旅行を避けたほうが良い時期
正直シカゴに旅行に来る人はArt Institute Chicagoに行きたい人か、アメリカ国内に住む人なのでしょうが、ハワイ行ったし、オーランドもカリフォルニアもNYも行って、シカゴ行ってやってもいいんじゃない?という方に!!
冬(12ー3月)
寒いです
シカゴが寒くなるのは10月から。10月末には雪が降り始めることもあります。そして5月まではそこそこ寒いです。
でも、10月や5月は大丈夫。12月から3月まではできれば避けたい時期。
なぜなら、気温がえげつなく低くなります。氷点下なんてもんではすみません。マイナス25度まで下がる日もあります。そして、シカゴは風が強いので、体感気温はもっと下がります。
どんな寒さかというと、息をすると鼻が痛くて、まつ毛が凍ります。間違った靴を履いていると足が痛くて耐えられない。ファッションなんかどうでもいい、命を守らねば、というレベル。実際、お酒に酔った人が外で寝てしまってそのまま凍死、というニュースがあることも。。
機体が凍ってしまい、飛行機が飛ばない日も出てきます。
数年前にはマイナス50度近くまで下がった年もありましたが、昨年はかなりの暖冬でマイナス20度になる日ですらまばらでした。
雪は日本海側ほどは降りません
寒いとなると、日本だと大雪を想像しますが(え、私だけ?)シカゴはそうでもありません。もちろん、降る日はめちゃくちゃ降りますが、東北のように水分をたっぷり含んだ重い雪が2メートルの高さに、なんてことはほぼありません。基本的にはパウダースノー。風で砂漠の砂のようにサラサラ飛んでいきます。しかし、とにかく寒いので、雪が降り、1日暖かい日があってまた氷点下、なんてことがあると、路面がツルッツルに。私のパートナーも仕事に行って、3分で帰ってきたことがありました。立つのがやっと、歩けなかったそうです。
竜巻シーズン(特に4ー6月)
アメリカ国立気象局によると、イリノイ州で起こる約80%の竜巻が4月から6月に集中しているそうです。起こりやすいのは昼3時から夜10時までの間、とのことですが、記録としてはどの月、どの時間に関わらず竜巻は起こりうる、とのこと。
居住者の体感でいうと、冬から夏への移り変わりの時期の天候は基本的にとても激しいです。雨がザーザー降り、風も強い、そんな日が続きます。なので、私たちの間ではこんなジョークも。冬は極寒、夏は灼熱、春と秋は大嵐、なんて言ってます。住みにくそうだなあおい。
竜巻と飛行機の組み合わせは最悪です。私の友人が7月上旬にカリフォルニア行きの飛行機を予約、当日空港に行くと、竜巻警報でその日だけでなく、その次の日のフライトまで全てキャンセルになり、大パニックに。彼らはホテルも、ツアーも全てキャンセルしなくてはいけなくなり、保険に入っていなかったので全て自腹に。竜巻だけは予測ができないので、保険は天候不順の場合が組み込まれているものにしたほうがいいかもしれません。一方で、5月末から6月末までは一番過ごしやすい時期です。苦しいですね…。
夏(7ー8月)
冬あれだけ寒いんだし、夏は涼しいでしょ?北海道みたいな感じかな〜。
なんて思われる方も多いのではないでしょうか。
暑いです。とは言っても、東京ほどではありません。気象庁によると東京の8月の平均最高気温は31度、湿度は74%とのことですが、シカゴは7月が一番暑い月(と言っても8月との差はたったの1度)で、平均最高気温は28度、湿度は50%ほど。朝の間の湿度は実はとても高く、80%ほどなのですが、午後にかけて一気に下がります。日によっては25度ぐらいで過ごしやすい日もありますが、夏場は日が長く、8時半くらいまで明るい一方、暑さも尾を引きます。北海道を夢見てきてしまうと、ちょっとがっかりする感じです。
え?一年中ダメじゃん
正直、完璧な旅行日和をシカゴに期待するのはお勧めできません…。
もちろん、冬のシカゴの極寒さに笑いたい!!からっからの暑い天気でも全然いい!!という方々には最高な場所だと思います。
寒がりな私としては冬、特に12−3月は避けたほうがいいのでは、と思ってしまいますが、竜巻に関しては保険に入っておく、日程を緩く見積もっておく事でだいぶ対策ができます。夏は、休み休み室内重視でいれば大丈夫。東京ディズニーランドに真夏に行かれる方でしたら何の問題もありません。
この記事を読んで、期待値が十分に下がったあなたなら、シカゴの微妙な気候も意外と悪くないと思えるかもしれません。
ただしかし。
冬にシカゴに来るのなら、むしろアラスカにしません?オーロラ見れるかも!!バンクーバーにしません?シカゴよりも暖かいですよ!ヨーロッパだったら、本場のクリスマスの雰囲気が味わえるかも。
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