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わたしのTOGENKYO 感想戦 クリエイターインタビュー第2弾


先日、最終回を迎えた『#わたしのTOGENKYO』。
この記事では企画の感想戦として、全3回に渡る全ての『#わたしのTOGENKYO』企画に参加していただいた3名に、企画のことから創作に関しての考え方まで、インタビューをしました。
企画に提供していただいた作品のエピソードもたっぷりお聞きしたので、ぜひ一読していただければと思います。

第二夜である今回は、ユユ・マル(@yuyuyuyumaru15)さんのインタビューを掲載いたします!
企画最終回に提供していただいたあの(!)作品の秘話がたっぷりです。お楽しみください!




———頭の中に描いた自分なりの解釈を絵にするために


DĀ「『#わたしのTOGEKYO』に参加してみた率直な感想、他の企画に参加したことがあれば感じた違いを聞かせてください。」

ユユ・マル「今まで参加した中で1番頭を使って聴いて描いた企画だったな、と。
普通のイラストリレーとは違って、演奏するメンバーをモデルに描く企画じゃなくて、楽曲を中心に絵だけに留まらず様々な方法で作る「わたしのTOGENKYO」企画でイラストだけで曲を表現するのって逆にハードル高いんじゃない?って自分で追い込んでたな。
頭の中に描いた自分なりの解釈を絵にするためには、伝わるように外に出さなきゃいけないし、そもそも画力も追いつかないしで試行錯誤して、何度も曲聴いて、他の参加者さんのを見て刺激もらったりして…
結果絵の幅も、曲を聴く時の視野も広がったなって凄く実感したので、参加させてもらえて感謝してます。」




———『スローリーダンスは降るように、バジルの宴は流れるように、他所のピラニアは沈むように』


DĀ「公表はしてなかったけど、第3回のみ参加者の希望を聞かずに主催者が曲を提案するかたちだったこと、常連の方には「今まで自分がやったことのない表現方法に挑戦する」という隠れミッションがあったことについて、普段の(企画ではない)創作と違う点がありましたか?」


ユユ・マル「DĀちゃんから「他所のピラニア」を「今までやったことのないこと」でって頼まれたとき「こんなメッセージ性強い曲1枚じゃ収まらないじゃん!今まで1度も描ききったことない漫画形式に挑戦してみよう!」って即構想練った!
でも本当に難しくて、あくまでも私個人の解釈だけど、
『ピラニア=人間』だとすると何個もエピソードが浮かぶ。でもそれ全部は描けない。じゃあ一番身近であるSNSを水槽に当てはめようか、って感じであの完成系になりました。今回初めてストーリーを考えてみて小説書ける人すげえなって心底思った…!
余談ではあるけど折角全3回の企画に皆勤賞したんだから全部に統一して、
『スローリーダンスは降るように
バジルの宴は流れるように
他所のピラニアは沈むように』
上から下に目線を…っていう自分の中で勝手に決めてたテーマは貫けたので大満足してる!」


DĀ「なるほど! 今回の漫画の最終ページで、空を飛んでるような描写があるのは、沈んでいってからの対比というか、ある種ハッピーエンドを演出する表現な気もしたんだけどそういう意図はあったのかな、って気になったんだけど。」


ユユ・マル「そう!書いてないとこまで理解してくれて嬉しい…ピラニアのラストに関しては、もうまんまそれです。
更に細かく書くと、初期案は『自分も例外なくピラニアになりうるんだよなぁ…救われるとしたら執着せずに水槽から出ることしかない(受け流せ)』から、今までの上から下に沈んでいくっていう表現だった。だけど「あなたの心は小さかったって」のフレーズを『水槽に収まる大きさじゃないでしょ!』って解釈して、逆に目線を浮き上がらせて、綺麗な空気を吸うイメージで終わらせたかったから最終ページは急遽描いたんだけど、思った以上に綺麗にまとまって大満足!」




———人それぞれ曲の解釈があって、それをたくさん目にできた


DĀ「主宰の意図として企画に参加してくれた方に「創作をする人同士の出会い」の場を提供できれば、という点も含まれていたんだけど、この企画を通じて自身に「新しい出会い」はあった?」


ユユ・マル「あった!!イラストを見て知ってもらえて繋がれた人はもちろん、同じ参加者さんとも感想を伝える流れで繋がれたのが嬉しかったな〜。
何十回も聴いてきたフレデリックの曲にも人それぞれ曲の解釈があってそれをたくさん目にできたのも新しい出会いって呼べるなら本当にたくさんあったよ!」




———タグを目にした人が自分なりのASOVISONしてみたいな…って挑戦してくれますように


DĀ「『わたしのTOGENKYO』の根幹であるFA(ファンアート)のあり方について、「こうあって欲しい」「自分はこうありたい」など思うところがあれば聞かせてください。」

ユユ・マル「FAに関しては、作曲者の康司さん御本人の意図が正解なのは大前提。だとしても、聴く人の数だけ頭に浮かぶものがあると思うし、それは違うよって否定せずそれをどんどん外に出してって聴き方が広まる素敵なものがたくさん増えるといいなって思う。
ASOVISONが発表されたとき、これは贅沢な公式のFA…って思ったけど、単純にFAを創る人が増えれば目にする人も増える!盛り上がる!っていうサイクルができたら最高だもんね。
タグを目にした人が自分なりのASOVISONしてみたいな…って挑戦してくれますように!

P.S.もちろん最低限のマナールールは調べてからね、FAを創る時のお約束だぞ!!!!」



TEXT ウチダサイカ(DĀ)



明日は、三夜に渡る#わたしのTOGENKYO クリエイターインタビューの最終回です!
お楽しみに〜

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