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2021年4~7月振り返り

2021年度が始まって、夏休みに入った。
学校単位でいうと1学期が終わった節目に、この4ヶ月間感じたことや考えたことの振り返りをしてみる。

2年目だからこそのおもしろさ


ユタラボが生まれて2年目。私の益田暮らしも2年目を迎えた。
空き家での暮らしも板について来て、草刈機で庭の草を刈ることも(その後すぐ筋肉痛になるけど)Gやムカデが出ても慌てず無言でスプレーを手に退治することもできるようになった。成長。


仕事面では、目の前の業務全てが初めてのことで、それに食らいつくことで必死だった1年目を経て、今年は1年間の流れや業務の大枠は一通りわかった上で自分がどんな風にコミットすれば良さそうか、他の事業との連続性をどう描けそうかなどが、かなり考えやすくなったように思う。


また、去年のカタリ場で対話した当時中3だった子と、今年実施した高校での授業で再会して、お互いに「あ!あの時の!」ってなったり、去年の卒業生が、帰省のタイミングでわざわざ連絡をくれてユタラボに来てくれたりと、去年の出会いが繋がる瞬間がいくつかあった。
そうやって年数を重ねていけばいくほど、点だった出会いが線になることが増えたりするのだろうと思うと、これからがさらに楽しみだ。

やっぱり私はなにかを誰かと一緒につくっている時間が好きなのだということ


この4ヶ月、特に4~6月は、探究の授業づくりに注力した期間だった。昨年度から関わっている学年が3年生になり、最終発表会に向けての準備が始まったと同時に、新たに2年生の授業がスタート。2学年5クラスの授業展開を、あーでもないこーでもないと先生方と考えている時間が、大変だけど1番楽しい。

これまでの経験の中で、自分自身がやりがいを感じる瞬間っていつなんだろうと振り返ってみると、「誰かとなにかを一緒につくっている時間」なのかもしれない、という気づきに至った。

なにかの企画や、イベントをつくるということが、なんだか一つのカードゲームのように感じる。一緒に作る仲間(=プレイヤー)それぞれが、特技や繋がりや何かしらの資源(=カード)を持っていて、それらを場に出し合いながらひとつのものが出来ていく。そこでの化学反応が起きれば起きるほどおもしろい。
一人でつくることもできるのかもしれないけれど、仲間がいるとその分自分にはないカードが増えて、自分の想像を超えてくるものが出来上がる。自分だけでは生み出せなかったものが生まれる、そんな感覚のことを「感動」というのだろうと思う。

私はたぶんそういう瞬間が好きなんだろうと思う。



一方で、探究学習に関わっている中で、やっぱり自分の知識や経験が圧倒的に足りなくて、どうにかしたいけれどどうしたらいいかわからない場面にぶち当たることが多々ある。自分が力になりきれなくて悔しい。もっと探究的な学びをつくることができる力を身につけるために、修行に出たい気持ちもあり、これからのキャリアプランをどうしようかなあと考える1つのポイントでもある。

外との関わりも持ち続けながら、現場をよりよくしていきたい

この間なかなかコロナの影響もあり、研修旅行的なことはまだ難しいご時世だが、オンラインでの学びあいの機会をいくつか実施することができた。
ユタラボ内では、東京にあるb-labや、福島にあるふたば未来ラボと繋がせていただき、意見交換をさせてもらった。
また、学校内でも探究研修と称して、宮崎県教育委員会の上水先生に、探究における伴走のスタンスについてお話しいただいた。
個人として、マイプロの勉強会に参加したり、他地域のコーディネーターと意見交換したりはしていたけれど、組織としてこういう機会に参加したのは新鮮だった。
それぞれの現場の事例から得られるヒントはもちろん、同じものを見ることで共有できる共通体験が生まれ、そこから議論が生まれることもしばしば。
また、逆にうちだからこそできることを再確認することもでき、外から価値づけしてもらえる機会にもなった。
オンラインがこんなにも発達している今だからこそ、目の前の現場とも向き合いつつ、外から学ぶことや、再確認する時間も大事にしたい。

ユタラボでのお仕事以外でも、この7月からは島根大学の社会教育主事(士)講習にサポーターとして関わらせてもらっている。昨年度受講生だったこの講習に、次はサポーターとして関わらせてもらえていることがとてもありがたい。
昨年度だけでは落とし込めなかった社会教育に関する理論を再度学び直すことができ、また「みえる化ゼミ」のサポーターとして、私自身も「みえる化」の筋トレを意識しながら日々の生活を送っている。
なによりも、この講習に関わっているサポーター陣がみなさん素敵すぎて、そのやりとりや、授業の作り方などからいろんなことを学ばせていただいている。いっぱい吸収するぞ。

エデュコレonlineにも引き続き関わらせてもらっていて、9月からは探究をテーマにした企画を担当する。
いろんな場所で、自分の「やってみたい」をかたちにするチャンスをいただけていること、本当にありがたい。


やっぱり高校生にも探究を仕掛けている以上、私自身も楽しく学び続け、挑戦し続けるひとでありたいな。
9月から、ユタラボではちょっと業務を整理して、おとなもこどもも立場を越えて学びあう市民大学的なことを仕掛けていきたいな〜と思っており、そこを整えていくことを下半期はがんばりたい。

あとは、仕事とか関係なく、なんか本気でばかみたいなこともしたいな〜。あそびのお誘いもお待ちしております!

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