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吉賀高校視察メモ

先日、隣町にある島根県立吉賀高校のアントレプレナーシップ教育(通称アントレ)の授業の視察に行ってきました。

吉賀高校には、今年度から入った同い年のコーディネーターがいて、前々から仲良くしてもらってたり、社会主事士講習でも同じゼミだったりして意見交換をしていたので、ずっと吉高の授業を見てみたいなあと思ってました。
また、探究担当としてアントレの授業設計に尽力されている先生とも先日お話しさせてもらい、その際に「今度2学期最後の授業があるよ」と伺ったので、今回視察に行かせていただくことになりました。

2コマの授業を見せてもらって感じたことと考えたことのアウトプット。

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ICTを活用できる環境が整いつつある

外部とのやり取り、探究の過程をもポートフォリオとして残すこと、そういったことを、いろんな学校がそれぞれで選んだオンラインツールを使いながら進めている。
Classi、Google classroom、teams…それぞれの利点欠点ももちろんあるんだけど、ただただそういうソフトを導入するだけじゃうまく活用できないんだなあというのが、今の私の課題感だった。
吉賀高校では、まだひとり一台まではいってないけれど、グループで一台はタブレットなりパソコンが構内のどこでも使えるようになっていたり、ケータイの使用も(ルールはもちろんある上で)認められている。
システムの導入だけでなく、それがうまく活用されるようハード面も整えていく両方が大事なんだなあ。


自分のやりたいこと(will)と誰かの困りごと(need)の重なる部分を探す

テーマ設定時に先生方は、自分のwillだけじゃなくて、誰かのneedが入ってる探究テーマを見つけるよう伝えているそう。そうすることで、needを拾うためにまちに繰り出していき、ヒアリングをするという行動が生まれる。
また、その上で考えた自分たちのアクションを実現するために、役場へ提案プレゼンをしに行ったりもしているみたい。行動力すごいなー。

need(社会的意義)の要素は、今関わっている益田高校の探究学習において弱かった部分なので、これから強めていきたいところ。先日浦崎先生が益田に来た時にも言われて、はっとした部分でもあったから、やっぱりここなのかなあ〜という感じ。

「課題解決のための提案をしよう」というとたいそうに聞こえるし、大人でさえそう簡単にはできないものになってしまう。それよりは、「まちの/誰かの困りごとを、自分たちの楽しめる方法で解決してみよう」という伝え方の方がいいのかな〜と思ったり。楽しくないと続かないよなー。でもただ楽しいだけだと独りよがりだから、そうならないように、誰かの困りごとやニーズみたいなものが大事な要素の一つになってくるんだろうな。

だれかの困りごとを、自分のできる/やりたいことと掛け合わせて解決することって、つまりは仕事とおんなじだよなあと思ったり。そうやって、需要と供給みたいなところがカチッとはまったときに価値が生まれるのでは?そんな風に、自分のやったことが誰かのためになっていたり、価値を生み出せているという感覚を学べるのも探究学習の成果の一つなのかなあ。

誰かの困りごとと、課題ってどういう関係性なんだろう?というのが今の疑問。困りごとの裏にあるのが課題??どう思いますか?

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感じたこと考えたことをぶわあっと書く形になってしまった。読みにくくてごめんなさい。笑

コロナもあって、なかなか外に学びに行く機会がこれまで全然取れていなかったので、こうやってせっかく近隣の学校に足を運んで学びに行ける環境があるのはとてもありがたい。ずっと目の前の現場を見続けていると、なんだかよくわからなくなってきてしまうので、適度に外からの刺激を入れるの大事だなと改めて感じました。

12月末からまた探究の授業が始まるので、その設計に生かしていくぞ。


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