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答えは見てのお楽しみ③

私が見ている写真を、言葉だけで他人の頭の中にどれだけ再現できるか、という実験です。

お付き合いいただける方は、読んでくださると嬉しいです。
最後に私が見ている写真を載せておきますので、頭の中に描いたイメージと同じであれば❤️を押してください。

文章力の指標にいたします。

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ここに一枚の写真がある。

両側を標高50メートルも無さそうな低い山に挟まれた、小さな谷に細長く広がる棚田の風景だ。

芽吹きはじめの若葉の淡い緑が山を覆っているところから、春の景色であることがわかる。木々はモコモコと丸い形をしたものが多く、広葉樹の雑木林であろうことが伺える。空の色は、雲が多めのグレーに近い青色をしており、やや霞んでいる。

両側の山は画面の中ほどで低くなり、繋がっているように見えるが、もしかすると谷は右に向かって緩やかに曲がっていて、端が見えないだけなのかもしれない。谷の突き当たりに見えるところにだけ、針葉樹の濃い緑が見える。

昔、広葉樹の広がる山や林が、集落の共有財産として管理されていた頃、その境界線として針葉樹を植えて目安にしていたと聞いたことがある。正面の針葉樹はその名残なのかもしれない。

棚田は、きちんと手入れされているようで、畦もしっかり残っており、これから水を入れるのであろうか、一部は土が掘り起こされた濃い色をしている。

写真を撮っているのは、手前の小高い丘のようなところからだ。丘の斜面には、棚田に降りていく小道があり、その右手には切り株が、手前に二つ、奥にも二つある。切り倒された幹や枝は、同じ長さになるよう切りそろえ、切り株の脇に少しずつまとめて置いてある。下草は刈り取られ綺麗に整備されている。小道の左手はおそらく笹の薮である。その笹藪の中に、切り株から10本ほどの細い脇芽が伸びて立ち上がっている低い木が見える。こちらは葉が枯れたままだ。

棚田のある谷は、撮影者のいるこの丘にぶつかって二手に分かれており、丘の左手には手入れされた田んぼが、右手には枯草が放置された田んぼが見える。右手は休耕田なのか、これから手が入るのかは、写真からはわからない。

丘の左手の田んぼには、山沿いに細い舗装路が整備されており、軽トラ一台くらいは通行できそうである。舗装路は画面左手から奥へと続き、右手に曲がって消えているように見える。

やはり、谷は右奥に向かって続いているのであろう。

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答えはこちらです。
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はんだあゆみ
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