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なんてかっこいいんだ!!

この方、どなたか分かります?

世の中の半数の方はご存知かと思いますが、知らない半分の方のためにご説明しましょう。
彼は、野宮朋美君という、まだ何者でもない男です。

特に恵まれた体格をしているわけでもなく、優れた運動神経を持っているわけでもなく、頭も良くない。
見た目通りの、街で避けられる強面のルックスです。

高校卒業直前にバイク事故に遭い、後ろに乗せていた女の子を半身不随にしてしまった過去を持っています。
そこから人生の転落が始まりました。

人間は弱いので、どん底から幸せに向かって動こうとは、なかなか思えないと思うんです。
事故は不幸な偶然ではあるけれど、運転していた自分は無傷なのに、後ろに乗っていた女の子はその日から車椅子生活です。
しかも、会ったばかりのナンパした女の子が、です。
罪悪感ハンパなし!

でも彼は、向かい合う。
マシな自分になりたいから。
逃げたくないから。
これ以上ダメな人生を選びたくないから。

彼女に会いに行き、謝り、友達になろうとする。
自分の人生に落ちている、踏むと痛い石を一つひとつ拾ってどけ、道をならし、歩けるように、走れるようにしていくのです。

崖っぷちに片手一本でぶら下がってたら、普通は死にたくなくたって、手を離しちゃうじゃないですか。
野宮君は、それをしない。
しそうになっても粘る、頑張る。
あくまで生きることに、いや「よく生きる」ことにこだわるのです。

そこに絡んでくるのが、バスケットボール。
そりゃそうです。
「スラムダンク」の井上雄彦先生が、野宮君の生みの親なのですから。

野宮君は、最新16巻でバスケのプロチームへのトライアウトに再チャレンジ中です。
彼の本気度に協力してやろうとする仲間と共に。

いやぁ、熱い!
まじで熱い!

あちこちで何度も書いているので、聞き飽きた人もいるでしょう。
でも言う。
野宮君は私の理想です。
理想の恋人とか、理想の夫って意味じゃないですよ?

こうなりたい、こう生きたいという理想なのです。

ああ、野宮君、君が帰ってきてくれて嬉しい。
井上先生が、映画から漫画の世界に戻ってきてくれて嬉しいです。

今日は、最新巻が届いたのが嬉しくて、1巻から読み直していたらこんな時間になってしまいました。
いい時間でした。

野宮君、私も頑張るよ。
ありがと!

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。