義母の認知症と夫の対峙~怪しい人物~
前回書いた義母と茶道。
その茶道に纏わる案件が現在起きている。
先日義母宅のカレンダーにお茶の生徒さん(以下Aさんとする)からの付箋を見つけた。
Aさんは以前から義母の様子やお稽古予定日等を私にLINEで連絡をくれていた。
そして「先生が分かりやすいように」と少し前から黄色い付箋を義母に渡してくれるようになった。
その黄色い付箋には来月のお稽古予定日と「いらないお茶碗頂ければ…」と書いてあった。
私の胸がとてもザワザワした。
私はもう一人、Aさんとお稽古をしているBさんへ「こういうメモを見つけたが、何か御存知でしょうか?」とすぐにLINEをした。
すると「以前からお稽古の度にAさんが先生(義母)に使っていないお茶碗があったら欲しいと言っていました。先生も『うちには大した物ないし、いつまでお稽古できるか分からないからいいわよ』とお返事していた。」というやり取りが判明。更に「先日はAさんがメモ書きを先生に忘れないように渡していました」と。
ここで私はAさんの感覚に不安を覚えた。
それは
Aさんはお茶碗欲しいと私には一言も連絡が来ていない。
私は自宅の茶道にまつわる道具や茶室の為にと別の流派だが茶道を習いに行っている。Aさんにもそれは伝えている。
Aさんは義母が認知症で物事の判断が難しい状態と知っている
稽古事で師範に弟子から「いらないものがあったら欲しい」という態度は無礼では?
という考えが一瞬にして湧いたからだ。
たとえば、義母とAさんが20年以上の付き合いというなら、私も「元々そういう関係なのか」と目を瞑るが、Aさんは義母に習いはじめて10年弱程の方なのだ。
やはり何かがおかしい。
宛てにならない夫へそれをダメ元で伝えた所
「じゃあ、あげよう。それを3人(私、夫、義母)で選ぼう。」となった。
何とも美味妙な展開だが、私も関われるならとズッコケ3人組で我が家のお茶碗を探る事になったのである。