雨が降るから水が溜まる、そして生活ができる。雨が好きなんだ。
うちの生活水は、雨水。
貯水槽に溜まっていく雨水。
うちは水を出しっぱなしにしてしまうと、いつか底をつく。天気を頭の隅にいれておかないと、生活水が無くなる可能性がある。(1度だけあった。でもこれは水道パイプを牛に壊されてしまい、すべてのタンクの水が知らぬまに地球へと放水されていた。) 雨の少ない夏は特に注意が必要。だからいつでも大切に水を使わないと。給湯シリンダーのお湯も、使いすぎると空になり、お湯になるまで待たなければならない。家族全員が立て続けにシャワーをすると、お湯が無くなる。最後のヒトは冷たいに近い、ぬるいシャワーになってしまうので、一人一人が極早シャワー、もしくは時間差でこれを回避する。
今日は雨。貯水タンクにたくさん水が溜まるから、暖炉をたいてそのエネルギーも活用してお湯を温め、(贅沢に)いつもより長めのシャワー。頭から下へ下へと、流れ消えていく温水を肌で感じながら無動で行水。石鹸でごしごし洗わなくとも、心身がきれいになる。呼吸に集中して、頭をクリアにして雨水に感謝をする。
私は雨が好き。人々の生活や生命が脅かされるような自然災害級の雨も降ってしまうこともあるが、こればっかりは人類がどうこうできる範疇ではない。雨はこの世界に生きるのに必要な水を与えてくれる。自然が与えてくれる恩恵の1つ。それも無償で人類に与えられ、かつ無くては生きていけない大切な雨。
雨が好きなんだ。