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中国雲南省のおもひで その15〜うまいメシたちの記憶Ⅱ

こちらは2019年8月〜12月にかけて滞在していた中国雲南省でのおもひでを振り返る記事です。第1回はこちらからどうぞ。

いままでの記事はこちらのマガジンから読めます。

メシの記事を続けて書くつもりはなかったんですが、どうも前回の記事を読み返していると書き足りないなということがいくつかありまして……

そういうわけでまたメシの話と相成りました。ラーメンの話9割、ほか1割です。どうかお付き合いくださいませ。


中国といえばラーメンの本場。でも中国で食べるラーメンって、おいしいけれどどうも日本のラーメンみたいなコシがないことが多いのです。

これは、中国のラーメンはかんすいを使用しないためなのだそう。日本のラーメンはかんすいを使うからプリッとしているのですが、中国のものはそうではないため、やわらかめの麺になるのですね。

日本のラーメンに慣れていると、やわらかい麺はちょっと物足りなく感じられてしまうもの。しかし、まあ中国のラーメンはこういうものだから仕方ないのかな、と思っていたんですが。

現地で仲良くなった友人に連れて行ってもらったラーメン屋は、違いました。

このラーメンは日本の中華麺とはまた違っていたけれど、いい感じの弾力があってとってもおいしかったんですよ。

なんだかこの店のラーメンはほかと麺が違うね?と友人に尋ねたところ、この店の麺は職人手作りの手延べ麺だから、とのこと。

最近では機械で製麺したものを使っている店が多いけれど、機械製麺はコシがなく柔らかな麺になってしまう。一方手延べ麺なら、弾力がありつるんとした麺に仕上がるのだそうです。しょくにんのちからってすげー。

こちらは同じ友人が連れていってくれた、また別のお店のラーメン。麺がちょっと太めですね。こちらも手延べのプリプリした麺でたいそうよかった。

ちなみに、日本のラーメンは中国で「日式拉面(リーシーラーミェン)」と呼ばれており、中国にも日本ラーメン専門店があります。おそらく一番有名な店は、味千ラーメンでしょうね。

熊本発の豚骨ラーメンチェーン・味千ラーメンの中国での店舗数は、なんと700以上。雲南省にも複数の店舗が存在しています。

中国の味千ラーメンは人気が高く、いつも賑やか。「日本のラーメンが好き」という層が結構いるのでしょうね。ただ、味千ラーメンが有名なせいでしょうか、なんとなく中国人の間では「日式拉面≒豚骨ラーメン」というイメージがある感じがします……。


こちらはおかゆ。楽しくなって白酒をしこたま飲み、二日酔いで撃沈したあとに食べたものです。

おかゆは日本でも中国でもやさしい。酒で終わってしまった胃をあたためてくれる。そんな優しくされたら泣いちゃうわ。何か特別メチャクチャおいしかったとかそういうわけではないんですけど、おかゆはそれでいいんだ。


そしてこちらは串焼き。この串焼き機はなかなかイカしてますよね。

自動で回りし肉よ。見てるだけも楽しい。そしてやっぱり、まんべんなく焼けるのがいいですよね。ひっくり返さなくてよいから気が楽。

肉以外も回る回る。エビが回ってるのちょっとかわいくていいですね。

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