中国雲南省のおもひで その11〜ようこそ雲南野生動物園へ
こちらは2019年8月〜12月にかけて滞在していた中国雲南省でのおもひでを振り返る記事です。第1回はこちらからどうぞ。
いままでの記事はこちらのマガジンから読めます。
では続きを。
雲南省に来たならば、「雲南野生動物園」に行っておいたほうがよい、などという話を聞きましてね。我々は地下鉄に乗り、昆明市の北のほうへと向かったわけであります。
地下鉄を降りて、マップアプリに従って進むと、なんだか風景がどんどん田舎チックな感じになってゆきます。大丈夫?ほんとにこの先にいい感じの動物園、ある?
あまりの田舎感に親しみすら覚えます。
ワンチャンがぐでっていました。かわいい。
もうね、歩けば歩くほど、風景がだいたい岩手県みたいな雰囲気になってくるんですよ。なんか道端でいいキノコとか採れそうな感じね。
マップアプリに従って、坂道をずんずん登っていきます。登るほどに、この先に本当に動物園はあるのか?今雲南省にいるってのは錯覚で、ここは岩手県なんじゃないのか?坂道を登り切ったら、そこには岩山パークランドもしくは盛岡市動物公園があるんじゃないか?という気持ちが湧き上がってくるのです。
そんな思いを抱きつつ坂道を登ってゆくと、おお、動物園らしき看板が。
動物園、ちゃんとあるらしい。とりあえず進んでゆきます。
いや突然のスケールのデカさよ。さっきまでのド田舎感はどうした。
急にどデカいものが現れて困惑してしまいましたが、ともかく、動物園にはたどり着けました。ここが雲南野生動物園の入り口のようです。チケットを購入し、いざ中へ。
中に入ってみると、まあとにかくだだっ広い。山ひとつをまるっと動物園にした感じなのですね。動物の種類も多種多様。
とにかく敷地が広いもんですから、動物たちがいるスペースも広め。みんななんだかのんびりゆったり過ごしているように見えます。
動物たちを眺めながら歩いてゆくと、「乗車遊覧区」の文字が。
この区域では動物たちが放し飼いにされており、車に乗るとその動物たちを間近で見られるのだそう。しかし、車に乗るのには、チケットとは別に料金がかかります。(ちょっと具体的な金額は失念しました、さほど高いわけではなかったと思いますが)
ここで我々は車に乗らず、徒歩でゆくことを選択。げんきだからね。
脇に用意された歩道をてくてくと歩きます。シマウマと車はその横を悠々と通り過ぎていく。リッチであることだなあ(詠嘆)
シマウマさんとは触れ合えませんが、ほかの動物たちと触れ合えるゾーンはあります。
雲南のアライさんなのだ!おまかせなのだ!
ここはキリンさんに直接エサやりできるよゾーン。キリンさんはでっかい。
かなりフリーダムに触れ合える子たちも。かわいい。
そしてこれはダチョウさんとわたし。
それにしても動物園は広い。あまりの広さにだんだん息切れしてきます。最後まで体力が保つのだろうか。
ヒイコラ言いながら歩いておりますと、こんな看板が。
……ライガー山荘。
もしかして:
なんでやねん。
名前はさておき。そこは、山の中に住まう虎の様子が見られる、非常に興味深い区域でありました。
その声は我が友李徴子ではないか。
こういうところもあります。下から虎さんのお腹を見られる。
こっちはライオンさん。のんびりしておられる。
もちろん中国の動物園なので、パンダもいます。パンダだよ!国宝だよ!という煽り文句の先にいたのは、こいつでした。
ぐだっている。もうほとんどたれぱんだです、これは。
動物園の奥までたどり着いてからは、体力的にも時間的にも限界だったので、おとなしく遊覧車を利用して戻りました。
もう予想以上に動物園がでかくて、この日だけでは見切れなかったエリアもありましたね……。一日で思う存分動物園を満喫したいなら、朝イチで来て回るくらいじゃないとダメなんでしょうね。いつかもう一度行って、この時見られなかった場所もしっかり見てきたいなあと思います。
最後に、売店でパンダのぬいぐるみを買って帰りました。だってなんか動物園でぐだってたパンダと似てたんだもん。
日本から持ち込んだぬいぐるみたちに潰されしチャイナパンダ氏。かわいいね。
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