中国雲南省のおもひで その20〜大理、そこは美しいところⅡ
こちらは2019年8月〜12月にかけて滞在していた中国雲南省でのおもひでを振り返る記事です。第1回はこちらからどうぞ。
いままでの記事はこちらのマガジンから読めます。
というわけで大理編つづき!
金梭岛を離れ、我々は大理古城へ。てくてく歩き、のどか〜な風景を抜けると、大きな門がこんにちは。
ここは「蒼山門(苍山门/ツァンシャンメン)」。大理古城の西門です。
古城を目指していたら木村夏樹さんがいたんです!本当なんです!(デレスポで撮りました、あれはいい文明ですね)
古城に着いたら、まずは荷物を置きにホテルへ。Trip.comで適当に予約した安ホテルだったのですが、きれいでなかなか悪くなかったです。家族で経営してらっしゃるのかな、スタッフのみなさんもアットホームな雰囲気でした。
しかしなぜか部屋にねこがおった。
ねこ、毛並みもきれいだしニオイもなかったので、恐らくホテルで可愛がられている子なんだと思います。図らずも1日に2匹ものねこに会ってしまった。ニャーン。
さていざ古城をブラブラ。
にぎやか!
この古城街自体は西暦700年代から存在する古い場所なのですけれど、だいぶ観光地化されちゃっています。よく言えばきれいに整備された歩きやすい街並みだけれど、古い街並みを求めて来るとあれちょっと違うな?となるかも。
しかしなかなか面白い場所であることは間違いありません。大理の特産品である銀細工店や、白族などの民族衣装店、雲南イチオシのコーヒー豆を売っている店など、興味深いところはたくさんあります。
おうまさんもおった。
大理古城内では、時折なぜか焼きサンマを売っている屋台を見かけました。明らかに洱海にサンマはいないでしょうに…………?
そういえば以前、雲南省に住む日本人の集まりのときにお会いした方が、大理古城内でお店を経営しているとおっしゃっていました。せっかく大理まで来たのですから、ぜひお伺いしたいもの。ということで、そのお店を探します。
こちらのお店なんですが……百度の地図アプリで検索をかけたところ、なんと表示された場所に店舗がありませんでしたw
WeChatでお店の方と連絡を取ると、正しい場所を教えていただけました。百度地図に表示された場所からはそこそこ離れた場所でした……別に移転前の場所がアプリに表示されていたわけでもなく、単純に百度地図の表記が間違っていただけとのこと。百度さんもうちょっとしっかりして。
(ちなみにわれわれが行ったときにお店のマスターだった山口さんは、現在日本に帰国されているとのこと。今はその時一緒にお店を切り盛りしておられた方がメインで営業しているのだと思われます)
お店にやっとこさ辿り着き、店内に入ると……そこは日本の名作マンガが並び、アニメ鬼滅の刃1話が流れる空間でした。なんか心のふるさと感がすごい。強くなれる理由が知れそう。
とりあえずたこ焼きを食べる。おいしいなあ。
メニューの中には、サンマの塩焼きもありました。焼き方にコツがあるそうで、これがまたおいしいんですわ。内陸の省で食べているとは思えん。
そういえば大理古城ではなぜかよく焼きサンマを見かけるけれど、あれはどうしてなんでしょうか、とマスターにお尋ねしたところ、「ああ、それはウチが発祥で、みんなが真似したんだよね」という強いお答えをいただきました。そうか、ここが元祖であったか。
マスターはジャズにもお詳しい方で、わたしが日本でちょっとジャズやって遊んでた話をしたところ、チック・コリアのReturn to foreverを流してくださいました。
チック聴いてテンションがブチ上がったわたしは、楽しさにまかせて白酒を飲みまくり、無事泥酔して終了しました。本当にすいませんでした。アーメン。
夫に引きずられるようにしてなんとかホテルに辿り着き、ばたんきゅーして、次の日。完全に二日酔いです。旅先で泥酔するもんではないですね。はい。本当にすいませんでした………
これは二日酔いで終了しているわたしを労るねこ。やさしいね。
まあ、二日酔いでも観光はする。昼飯の米线は喉を通らないが、観光は、する……
ということで、こちらは蛇骨塔というところ。自然災害を起こす大蛇を命がけで駆除した英雄を記念して建てられたものなんだとか。もっとも元々の蛇骨塔は文革時に壊されてしまったため、こちらは再建されたものなのだそうですが……
蛇骨塔の詳細はこちら。(中国語記事です)
立派な観音さまもおられた。世の平穏をお祈りしたい。
景色がきれいだねえ。
蛇骨塔へ向かう道中、唐突に健康器具が置いてありました。どうして道端で筋トレさせようとするの?????
ほかにも公園に行ったりいろいろ歩いたりしたんですけど、全然写真撮ってなかったですね……夕方くらいにはだいぶ二日酔いもマシになっておりました。その辺で適当に買ったフルーツシェイクがおいしかったです。
帰りもまた高铁に乗って、昆明へ。なかなか良い旅でございました、二日酔いを除けば……。酒には気をつけなきゃいけませんね。おいしいんだけどね。
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