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人見知りでも人前に立ちたい時もある

今日は久しぶりに人前で演奏した。

もう7年前になるが、仕事と並行しながらバンド活動をしていた。
土日は基本練習やライブに充て、今考えると「よくそこまでできたな自分…」と引くくらいのめり込んでいた。

ただどう頑張っても芽が出ず、バンドを脱退。
バンド活動を辞めた後も細々と楽器は続けていたものの、コロナ禍も相俟って、自然と手が遠のいてしまっていた。
この時期をきっかけに、それまで続けていたことを辞めた人も多かったんじゃないかなと思う。

そんな音楽と離れた生活を送っていた私だが、ひょんなことがきっかけでセッション(演奏会)に参加するきっかけをいただいた。ブランクがあり過ぎたせいか、最初はバキバキに緊張して手が震えたりもしたが(!)、次第に冷静さを取り戻し演奏することができた。

お客さんが見てる前で演奏するの楽し~~!」と最初の緊張しいはどこへやら、大満足で会を終えることができた。
と言うのも、直前まで乗り気ではなかったんですよ。

何を隠そう人見知りなんです。
全員初対面なのであればまだこちらから話しかけられる。ただ自分以外は各々面識がある、というのが1番辛い。今回がまさにそれで、人見知りが発動してしまった。いや、既にできあがっている輪の中に入っていくのって心理的ハードルめちゃ高くないですか?

仮にも営業なのに、この特性はこのいかがなものかと、自分でもよく思う。
最近は「内向的な性格の方が営業に向いている」などといった本や動画が巷に出ており、御多分に洩れず私も目を通している。ただ読むたびに「シンプルに社交的な方の良いだろう!」と内心で突っ込み、少しだけ自己肯定感が下がりながらふて寝する。

その繰り返しで下がりきった自己肯定感だが、今日で一気に回復した。やはり時には、趣味に没頭する時間も大切である。
「仕事は人生の一部に過ぎない」。四六時中、仕事や人生のことを考えてしまう時に自分に言い聞かせている。視野が狭くなってしまっては状況は好転しないし、肩の力が抜けている方が要領良く物事を進められる。

頭では分かっているのにここ数日袋小路に入ってしまっていたが、連休中に気持ちの切り替えができて本当に良かった。

「この瞬間を味わえるのであれば、また人前で演奏したいな」と思い、打ち上げは欠席してそそくさと帰る(明日仕事なので!)。
ふ~、次回こそは飲みも参加するぞ。

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