フジテレビ「クイズゴッド」でのQuizKnockは流石に同情した
タイトル通りであり、あまりに見ていられなかったので感情を吐露させてください!
年の瀬、2020.12.29の12:55〜13:50ににフジテレビ系列にて放映された特番「クイズゴッド」。YouTuber『QuizKnock』(以下、「クイズノック」と言います。)と芸能人がガチクイズ対決をし、芸能人側はクイズノックメンバーに3勝したら100万円を得られるという、この時代に珍しい質実剛健なクイズ番組でした。
クイズノックは「東大王」等でおなじみの伊沢拓司が構えるYouTubeチャンネルであり、他の記事でもその魅力を紹介しているのですが、彼らのチャンネルは本当に面白く、創造的。新作がアップされるたびに楽しみに見ている唯一のチャンネルです。
そして、そんなクイズノックをメイン側にした特番。楽しみにしていたのですが、結果として3ゲストを相手に1勝2敗。あまりにもあまりな惨敗と評せざるをえなかった。
放映当日にクイズノックから「反省回動画」が上がるほどで、ファンである私ですら目も当てられないレベルだったのは否定できません。
確かにクイズノック側に厳しいルールであることは否定できません。それぞれのプレイヤー毎に2問先取。かつ1問でも取られたらその時点で敗北。実質クイズノックメンバー3人計6問を連続で取る、かつ、誤答さえ許されない。シビアにも程があるレベル。ただ、問題は変にバラエティひねりなんてしておらず、めちゃくちゃ良問でしたし、それぞれの芸能人ゲストも決してダイブ回答をしていたわけではない。その意味ではまぐれで取られた先着とは思えなかったし、むしろ、この私ですらクイズノックメンバーを上回ってしまう回答が何問かありました。
……その意味では、言っちゃなんですが、クイズをコンテンツとして扱うプロとしての驕りがちょっと見えちゃったなって感覚が透けてしまいました。
悔しいのは、第三ゲストである市川猿之助からは明らかに番組とクイズノックに対する期待という感情を捨てた反応をされていて、そこに「やっぱりユーチューバーなんてこんなもんなんだな」って想いが透けて見えたのが本当に悔しい。彼らのクイズコンテンツに対する向き合い方は本物なのに。
その辺り(結果について)は反省動画において本当に反省なさっていて、こういうことがあったからといってファン感情が揺らぐことがないのですが、ぜひフジテレビ製作陣の皆さんにあってはルールのバランス調整を緻密にしてもらって、鍔迫り合いをできるような新番組としてリリースしてもらえたらと願ってやみません。
この結果だけを見て、「ミスった特番」とされてしまうのは、一視聴者として悔しいです。
(アイキャッチの肖像権は、株式会社フジテレビジョンと株式会社QuizKnockに帰属します)
いずれいっぱい記事を書いた暁にでも、コーヒーでもおごってやってください……!