#11 謙遜
褒められたら、謙遜。
褒められることはとっても嬉しいのだが、こそばゆくて、とにかく謙遜してしまっていた。相手の褒め言葉を全否定するかのように、自分自身の評価下げるようにしていた。
特に高校生になるまでは、褒め言葉を素直に受け入れてしまったら、ナルシストになってしまうのではないかと思っていた。相手が素直に受け入れてくれる分には何も思わないのに。
「凄いよ」「賢いね」
「○○みたいになりたい」
嬉しい。今なら素直にそう言える。そんなふうに言ってもらえるなんて、すごく嬉しい。その気持ちは表情にあらわれていたかもしれないが、言葉では、いつも決まって「そんなことないよ」「○○の方が…」と答えていた。
だが、褒め言葉には素直に感謝を伝えた方が、相手のことばと向き合って、相手のことを大事にしている気がするとおもった。このとき、謙遜は相手のことばを否定していることになると気づいたのだ。
ふと思い出した。SUPER BEAVERの「アイラブユー」には、こんな歌詞がある。
自分が思っていたことと重なって、この曲を初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。とにかく謙遜するべきだと思い続けていたら、この歌詞で謙遜から解放され、泣いていただろう。
謙遜することを意識的にやめるようにしてからは、相手のことばを受け取って、できるだけ「ありがとう」と伝えるようにしている。
褒められたときに感謝を伝えるようにしていると、褒められるだけの一方通行ではなく、相手のことを褒めることも意識するようになった。
わたしの友達には、褒め上手な友達がたくさんいる。褒めてくれて、わたしの自己肯定感は上がりまくりである。だからこそ、感謝も込めて、相手のことを倍以上褒めたくなる。そしたらきっと、相手も自己肯定感が上がっているはず。
褒めて、褒められて、嬉しくなって、おまけに自己肯定感があがるなんて、win-winすぎる。
謙遜が良くないというわけではない。
謙遜だけで終わるのは勿体ない。
そのことを伝えたかった。
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