2018.06.03 授業中に上の空
家でダラダラと動画サイトを見ながらだと、全然深夜ラジオに送るネタが思いつかない。それで最近は学校で考えるようにしている。それも授業中に。
先生の話がつまんない雑談に脱線したり、明らかにちゃんと分かっているところの復習に入ったりした時、ネタを考えて、思いついたらノートの余白やメモ用紙にさっと書いてる。
この間数学の時間でネタを考えてて、授業が終わってからメモを見返してみると、あまりにもメモが下ネタばかりだった。「日頃からこんなの考えてるやつが大学に受かるわけないだろ!」※1 ってセルフツッコミをしていた。
そのことをツイートしたら、相互フォロワーの人が「そんなことはない、両方やり切った方がいい。私は片方しかやらなかったので後悔しています」という返信が来た。
なんか誤解されてるな。そんな深刻な話じゃないんだけどな。
返信すると、さらに「若いですし、何でもできる時なので…」というメッセージが来た。やっぱ大人は ※2 痛感するものなんだね。若いね、何でもできる時だねって。
しかし何をしたいのかはよく分かってない。とりあえず大学に受からないと何もできなさそうだ。勉強頑張るか。
※1 当時自分は高校三年生の18歳、大学受験真っただ中だった。
※2 そのフォロワーさんは自分より10歳弱ぐらい上だと思う。
当時の呟きを引っ張り出してきた。これは誤解する。
「(ありったけの)下ネタを見返して」、そして「(日頃から下ネタばっかり考えて)俺、大学落ちるかもしれんなぁ…」というように詳しく書かないと、思い詰めてるように誤解されちゃう。
実際、一切思い詰めて無い。大学落ちるかもしれんと思ったのも、セルフツッコミでの話だ。「何考えてんだよ!」という感じ。
二十歳そこそこの若輩者が言うことではないのだろうが、18歳の時の自分は何でもできたように思える。
平日8時間、休日10時間というスケジュールで受験勉強をしていたにもかかわらず、深夜ラジオへのネタ投稿も一切手を緩めずやっていた。本当にそんな時間があったのだろうか。
朝ごはん食べてから登校までの20分とか、勉強して寝るまでの一時間とか、隙間を見つけて熱心に投稿していた。…という風に記憶している。実際のところ、勉強をサボるかネタ投稿をサボるかの二択だったかもしれない。いやでも大学には受かったし、定期的に採用もされていた。
しかしもうそんな体力が無い。なんか気づいたらずっと動画サイト見てる。三年前の日記にも書いてるように、当然ネタは思いつかない。
大学生になって暇になったにもかかわらず、送るネタコーナーの数は少なくなったし、一切投稿しないという期間もあった。年が明けて心機一転頑張ろうと思ってはいるが、またまちまちな感じになっている。
あまりにも採用されなくなったから心が折れたんだよね。今は自分なりのペースで、程よい情熱で付き合っていこうと思ってる。
18歳の自分、実感は無かったけど、本当はすごかったんだな。
「授業中に上の空」というワンシーンは、青春の1つのように語られる。
好きな女子のことを思い、これからの将来に思いをはせ、時にはただただ授業がだるいからなんとなく窓の外の景色を見る。そのシーンを頭に浮かべると、自動的に青春マンガのような表現技法になっているだろう。
ただ考えてみてほしい。そいつ、授業に集中してないじゃん。
別に「学生の本文は勉強じゃい!」とか教師じみたことは言いたくないけど、どうする? 青春しすぎるあまりに大学落ちたら。年がら年中上の空で、大事な部分を聞き逃したら、青春もへったくれもないぞ?
これがまた「彼女のことを思うと勉強が手につかない」だったら、なんかいとおしい感じはあるよ。青春ど真ん中だねって。
ただただ上の空で成績下がったらもう、目も当てられないよ。ボーっとしてて点数悪くなったら、そりゃそうだろ!としか言えないよ。
青春にもヒエラルキーがあんだな。スクールカースト上位になれなかった身からしたら、青春は全部同じで憧れていた。上の空で考え事してる時、ちょっと自分に酔っていたのかもしれない。
しかし羨望の目を取っ払って客観的に考えたら、三流の青春と一流の青春があるっぽい。そりゃそうか、彼女できなかった俺でも上の空ぐらいはできてたもんな。
大学落ちなくてホントよかった。勉強と青春、両方やり切ることはできなかったけど。俺も片方しかやらなかったから後悔してるけど。