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【Homebridge】AmazonのスマートプラグをiPhone、iPad(Homekit)やAndroid(ホーム)で操作する。

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Amazon以外のサービスと連携できないAmazonスマートプラグですが、Homebridgeを使うことによって、iPhoneのHomekitやGoogleのホームでも操作できるようになります。

Alexaに登録してあったAmazonスマートプラグ

ただし、それを実現するにはHomebridgeサーバーを稼働させなければなりません。(寝てる時間は止めても良いが)
もう、この時点で人によっては面倒だと感じるかもしれませんが、やってみたら驚くほど簡単だったので記事にしました。

使わなくなったPCとかにLinuxを入れてHomebridgeをインストールしても良いのですが、問題になるのが消費電力。
そこでおすすめしたいのが、「Raspberry Pi Zero 2W」というシングルコンピュータ。私自身はこのモデルを所持してないのであれですが、通常電力が0.7W程度らしいのです。これなら24時間稼働させても問題ないですね。

また、ラズパイであれば「Linux?なにそれ?」って人でも簡単に扱えるように、OS起動までは簡単にできるようにパッケージが用意されています。

OSのインストール自体はラズパイでは行わず、Windows、Macなどのパソコンで行います。

専用のツールを公式からダウンロードして、そのツールを使ってMicroSDカードにOSをインストールします。Wi-Fi等の設定もここで行えます。
「Homebridge」に向けにカスタマイズされたパッケージが存在するので何もわからないひとでもサーバー起動まではとても簡単。
<手順リンク>
https://github.com/homebridge/homebridge-raspbian-image/wiki/Getting-Started

<既存のラズパイにインストールしたい場合はこちら>
https://github.com/homebridge/homebridge/wiki/Install-Homebridge-on-Raspbian

<既存のLinuxにインストールしたい場合はこちら>
https://github.com/homebridge/homebridge/wiki/Install-Homebridge-on-Debian-or-Ubuntu-Linux

MicoroSDカードにOSを書き込めたら、ラズパイにSDカードを差して電源を入れるだけで、勝手にHomebridgeサーバーが起動します。初回起動時は時間がかかります。

画面はHDMIケーブルでモニターに映し出した写真。

画面に出ている通り、パソコンやタブレットからchrome、Safariなどのブラウザでhttp://homebridge.local/  にアクセスします。
※アクセスできない場合は、IPアドレス(ラズパイのIP)にアクセスします。

昔はCUIでしか操作できなかったみたいですが、今は完全GUIで操作できます。

当然ですがこのままでは何も連携していないので、プラグインを入れて連携させていきます。自分の環境にあったプラグインを入れる感じですね。

例えばAmazon Alexaに登録してあるデバイスを、Apple Homekitに登録したい場合はこちら
https://github.com/joeyhage/homebridge-alexa-smarthome

いじったのはドメインをco.jpするのと、言語コードと、ラズパイのアドレスの3か所。先ほどと同様にhomebridge.localでアクセスできない人はラズパイのIPアドレスを入力する。
するとログ画面に赤い字で「http://homebridge.local:9000/」にアクセスしてくださいと出るので、ブラウザで開きます。

[HomebridgeAlexaSmartHome] Failed to initialize connection to Alexa. - Please open http://homebridge.local:9000/ with your browser and login to Amazon. The cookie will be output here after successfull login.


指示に従いAmazonのアカウントでログインすると、以下メッセージが表示されるはずです。ここで使うAmazonのアカウントに紐付いているデバイスが、Homekitにも登録されます。

Amazon Alexa Cookie successfully retrieved. You can close the browser.

手順通りに行えば問題なく連携できるはずです。
そうそう。初めの1回だけですが、iPhoneやiPadでHomekit自体にQRコードを読み込ませてHomebridgeと連携するのも忘れずに。

Homekitに登録さているデバイスをAlexaで操作したければこちら
https://github.com/NorthernMan54/homebridge-alexa

グーグルHomeアプリでも操作したければこちら
https://github.com/oznu/homebridge-gsh

Google HomeのアプリでAmazonスマートプラグが操作できます。
プロパティをみるとHomebridge経由で連携してることがわかります。


というような感じでいろいろなメーカー商品に対しいろいろなプラグインが用意されているので、必要に応じて追加していきます。
Matter規格に対応した機器が増えてきた昨今では、Homebridgeを使わなくても大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、まだまだ、連携できない機器を現役で使ってる人も多いのではないでしょうか。
そういった方はこれを導入すると幸せになれるかもしれません。

最後に
Linuxを使ったことが無い方でも大丈夫といいましたが、最低限のOSの使い方、たとえばアップデート方法や、シャットダウンくらいは知っておいた方が良いです。

おわり。


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