セサミのオープンセンサーの代わりにThread対応の他社製センサーを使ってみた
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前回の記事で2024年11月現在、キャンディハウスが発売しているオープンセンサーには不具合あるという話をしましたが、今回はその代わりとして購入した開閉センサーについての話です。
中国のアカラ?というメーカーがだしてる商品。ドアベルがちょっと話題になったので、知ってる人もいるかもしれない。
2024年11月17日まで20%オフクーポンが使えるので税込み3583円。
セサミのセンサーと比べるとひとつ3.5倍のお値段。
<Threadについて>
・Threadの特徴
低電力、メッシュネットワーク、反応が速い、高セキュリティなどなど、、、
すでに分かりやすくまとめている方がいるのでそちらをご確認ください笑
とはいえ、理解しがたいと思う方もいるかとおもいますので、簡単に例えると
Matterとは現在の地球での国境を無くすようなもの。
Threadとは国境の無くなった地球で「Thread」という言語で話すということ。
似たような言語としては「Bluetooth」や「ZigBee」というものがあります。
通信プロトコルのひとつということですね。
Matterはメーカーの国境を取り払う共通規格です。複数の言語で話せるんですが、「Thread」で話をしたい場合は、それに対応した機器を用意する必要があります。
もちろん使っているときは、スマート家電がなんの言語(プロトコル)で話している(通信)かなんて意識する必要はありません。
・IP V6について
Amazonヘルプに以下のような記述があります。
私はこれをみて、Threadはv6ベースらしいのでグローバルアドレスがIPv6とれないとダメなのかなと勝手に思ってたんですが問題なく使用できました。
<用意するもの>
・Threadボーダールーター
これを用意しないとMatter over Thread機器は動作しません。
Thread対応と非対応のMatterコントローラーを用意してテストしてみました。
HomePodはThread対応。AppleTVはThread非対応です。
非対応のAppleTVだと今回購入したThread機器(開閉センサー)の応答が無くなり使えなくなりました。
では、Threadボーダールーターとは何ぞやという話ですが、一部のスマートスピーカー等がその機能を持っています。
Amazon Echoはかなりの種類が発売されてますが、現時点でThread対応しているモデルは1機種だけです。
画面付きモデルであればEcho Show 10 (第3世代)も対応しています。
※詳しくは以下Amazonヘルプを参照ください。
Threadの仕様として自宅ネットワーク内にThreadボーダールーターが1台あれば良いそうで、Apple Homeアプリで使いたいからといって、AppleのスマートスピーカーがThread対応である必要はないそうです。
例えば「Amazon Echo Thread対応 + Apple スピーカーThread非対応(Matterコントローラーとしてのみ機能) + Apple Homeアプリ」
というような構成でも機能するということです。
また、Threadボーダールーターがネットワークに2台以上ある場合は、1台が停止しても、もう一台の方が自動的に代わりになるそうです。
・Aqara 開閉センサー P2
今回購入した開閉センサーですがMatter経由で使用する場合はThread通信のみで機能します。
そもそもまだ日本市場にはThread対応の機器が少ないのですが、Threadだけではなく他の通信プロトコルと併用できる機器もあるそうです。
このセンサーはそれはできませんが。
それから、この製品はMatter経由以外での登録/使用方法もあります。
このメーカーが販売している専用ハブ経由で使用します。ハブだけの値段で1万8480円。
はじめ値段みたときうせやろ?って思いましたw。
Matterは共通規格ですが、デメリットも存在します。
この規格で定義されていないメーカー独自の機能が使えなかったり、制限がかかる場合があります。
開閉センサー P2の製品ページを見てもらうと書いてありますが、専用ハブ経由のみで動作する機能があります。
当然、メーカー独自のアプリを使う必要があるし、アカウントも作成する必要があります。
前者のMatter経由で使用する場合は独自のアプリや新規アカウント、そして専用ハブも不要です。
<実際の使用感>
・登録方法(Matter)
説明書の裏側に貼ってあるQRコードをApple ホームアプリから読み込ませるだけです。AlexaやGoogleでも同様の手順になります。
また、Apple、Alexaの両方に登録したい場合なのどは、一度QRコードでどちらかに登録した後に、先に登録した方のアプリでペアリングコードを発行して、もう片方にペアリングします。
製品付属のQRコードが使用できるのは、はじめのアプリに登録する時だけです。
※すべての機器から登録削除した場合は、またQRコードは使えます。
ここらへんは他のMatter機器と全く同じです。
・電池は?
セサミロックと同じ電池(CR123A)ですね。マイナスドライバーなどこじってフタを開けます。見たことないメーカーの電池が入っていました。
※メーカーが公表してる電池もちは約2年です。
セサミのオープンセンサーの電池もち10年ってやっぱりありえないよね。
100歩譲って、BLE(bluetooth)でセサミロックとだけ通信するならまぁあるかもしれないけど、Matter対応してWi-Fi通信するなら、消費電力からしても10年は絶対にもたないでしょ。
・使用感
まず、数日使ってみての率直な感想ですが、「不具合なくまともに動く」です。
最近は動作に不安を抱える物を使っていたせいか、そんなことで驚いてしまいました。
これがThreadの恩恵なのか、反応するまで1秒程度。
センサーの開閉で通知することもできます。
これの反応も速い。Wi-Fi、モバイル両方試しましたが、どちらも通知まで1秒ちょっという感じ。2秒は絶対にかからない。
電池残量はHomeアプリから確認できます。
また、Apple Homeアプリ側の設定になりますが、他のMatter機器同様にオートメーションでの設定ができます。
わたしはドアを開けたら夜間だけ任意の照明つける。
ドアが閉まったら、5分後にセサミロックを施錠する。
照明は点灯5分後に自動消灯という設定にしました。
それとは別にセサミロックの方はタイマーのみで30分で施錠という従来の設定は残してあります。
この設定でセサミのオープンセンサーと違うところは、一度施錠までのカウントダウンが開始されてしまったら、再度ドアを開けたとしてもカウントはリセットされません。
つまりはドアが閉まったと判断された5分後には、ドアの状態関係なく施錠のショートカットが実行されます。
逆にしばらくはドアを開けたままにしたいなど一時的に5分ロックを解除したい場合は、iPhoneからオートメーションを無効にするだけですから、いまのセサミのアプリよりは簡単にできます。
※タイマー30分は実行される。
・気になった開閉センサー
わたしのNoteを見てくださってる方ならわかると思いますが私はSwitchBotの某製品を散々批判してきました。サポートもアレだったので。
そんなSwitchBotですが、このメーカーが出している開閉センサーの機能は良いと思いました。
これ、人感センサーも搭載されているようで、外出と帰宅を判断できるようです。つまりはそれぞれオートメーションを分けられます。
いいですね。
では、なぜ買わなかったとかといわれれば、このメーカーのハブ(Matter連携)も別途購入しなければならないし、Threadに対応してないからです。
また、Matter連携の場合はいくつかの機能が制限されるかもしれませんね。
<最後に>
数日だけThread機器をつかってみただけですが、それだけでも家中をThread機器に切り替えたい衝動に駆られました。
メーカー問わず機器を増やせば増やすほどメッシュネットワークを構築していくっていいですよねぇ。
すべての機器がルーターとして動くわけではないので、電源接続のものがルーター、電池稼働はエンドデバイスでしょうか。
今回は以上です。