ゲストハウス日記#day64-台湾人の自転車台湾一周遠足に嫉妬-
こんにちは。モロヘイヤです。
今回は、ゲストハウス生活での最後のエピソード紹介。
ゲストハウスを卒業する日、午前中いつものようにリビングルームで座っていると、前の晩の卒業イベントに来てくれていた台湾人の大学生女子が現れた。
私が出発の時を控えていることを知ると、少し立ち寄ってくれ、一緒におしゃべりをした。
私が「いつか台湾一周してみたい」と話すと、彼女が15か16歳ころの学校での行事の話をしてくれ、それに「嫉妬」したことを書き残しておきたい。
聴くと、私立学校に通っていたという彼女は、学校の希望者40人くらいで10日間、台湾を自転車で一周するという行事に参加したそう。なんて楽しそうなんだ!
1日に10時間くらいひたすら自転車を漕ぎ、「毎日とてつもなく疲れた」と言っていたけれど、私にはとてつもなく眩しい思い出に映った。
行く先々で寺などに宿泊したという。ホテルではない選択をしているところもいい。社会に出るためのエネルギーを存分に養えるような遠足のように感じた。
彼女によれば、台湾一周を学校行事でやるのはそんなに珍しいことではないそう。
偶然なのか必然なのか、私の大学時代の台湾人の友人2人(女子1人と男子1人)のSNSを見ると、いつも山か川か崖にいる(笑)。自然や冒険がとにかく好きなのが伝わってくる。彼らも台湾一周遠足をしたのだろうか。
私の学生時代を振り返ると、台湾一周に匹敵するようなエネルギーを要するイベントはなかった。
私立の中高一貫女子校に通っていた私は、修学旅行で訪れた沖縄で天蓋付きのベッドがある部屋に宿泊して、「なんだかな〜」と分不相応な感じがしたのをはっきり覚えている。私が学生のときにしたかったのは、もっとその土地の人と交流ができたり、汗をかいて何かを成し遂げたりできる旅だったのだろうと、今振り返れば思う。
そんなことを思い、彼女の経験・体験に嫉妬した。学生時代の台湾一周が、彼女のその後の人生においてどんな影響があったかどうかが気になった。いつかまた会えたときにはそんな話をしよう。
では、またすぐ。
2024/10/10 モロヘイヤ