会社のために自分がいるんじゃない。自分のために会社があるんです。
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります』が終わった。
今後どう働いていくか、考えている自分にとっては非常に興味深いテーマだった。
働くことについて悩む現代の様々な種類の人に対して、主人公の東山結衣が悩みを解決していく。
帰ってもやることがないと嘆いている人、仕事しかやることがない人にらビールを飲む楽しさがあるじゃん、と教える身近にも小さくてもたしかに楽しいことはあるよ、と。
この人みたいにバリバリ働ける人になりたい、と憧れる若者に対しては、体を壊さないような時間管理を提示したり。
必要とされなくなることが怖いと不安に思って働き続ける人に対しては、その不安を取り除いてあげる。
"何のために働くか"っていう目的は人それぞれだと思う。ただ、サッカーには相手よりゴールを多く決めて勝つっていう目的があるように、働くことにも目的は絶対必要だとわたしは思う。お金のため、将来のため、家族のため、こどものため、老後のため。他にもたくさんあるだろう。
何が正しいかはわからない。
最近はこのことをよく考える。いまのぼくはこの三つが大事だ。
・スキル向上のため
・人のため
・お金のため
「スキル向上のため」は『転職の思考法』(著:北野唯我さん、刊:ダイヤモンド社)を読んでから考えるようになった。会社にしがみつかなきゃ生活できないなんて格好悪い。でも自分で仕事選べるようになるためには、スキルが必要。理想はいつでも転職できるくらいのスキルを身につけて、ひとつの会社に所属すること。
「人のため」は働いてみて改めて実感したた。職場のため、取引先のため、btocならユーザーのため。人っていう要素は働くにあたって最も重要。この人たちのために頑張りたいっていうエンジンがわたしには必要不可欠。上に挙げたものはひとつでも欠けてはいけない。
「お金のため」も大事。これは"時間のため"にも繋がる。自分がした仕事の結果の大きさにも表れるから、やりがいにつながる。そしてそのお金を使って時間をどう使うか、お金の制限がなければないほど、時間を好きに使える。
数年後にはこの軸が変わってるかもしれない。
それでもやはり"何のために"を考えることはかなり大事だと思う。そしてそれを実現することはもっと大事。
もしこれに悩んでいる人がいたら、『わたし、定時で帰ります。』をドラマで見返すと良いし、見返せない人は原作を読んでみても良い。悩みの解決の糸口が見つかるはずだ。