インスタのストーリーで洋服に対する拘りをフォロワーに聞いてみた。
共感できるものからワケのわからないものまで…回答していただいた方々ありがとうございました。素材、生産国、同じ物であればより起源に近い物を、私もそういったことに長く執着してきました。その結果そういった付属情報はどうでも良くなりました。この質問に私が回答するとすれば【自分が納得する物を選ぶこと】となるのですが、その自分の考えが変わり続けるため、私は【拘りはない】という回答にしました。
拘りとは何なのかを考えてみる。拘りとは一般的に、特定の物や考え方への執着だとされている。こういう物が良いと決めつけるから、対象に対しての悪い部分が無いか真剣に見るようになるし、比較対象となる拘り外の物のあり方までも真剣に見るようになる。
そういったストイックな姿勢を持つ拘りが強い人は多くの人を引きつける。
しかし拘りの強い人に憧れる多くの人々は拘りの華やかな部分にだけ吸い寄せられ、憧れはあるものの、思考することや自己研磨を投げ出し、拘ることの面倒な部分を耕し、慣らすことで、拘りを自己検証要素の少ない執着に貶めていると思う。
質問への回答にブランド、素材、生産国、仕様、があがってきてしまうのは正に上記の問題のあらわれだと思っている。拘りがあり深く悩んでいる人ほど、拘りの要素を特定できず、感情、心模様などを回答せざるを得なくなると思う。簡単に、且つはっきりとした回答が浮かんでくるのは自己検証要素の少ない執着である可能性が高い。
私は、本当にそうなのか?と疑問を持ち続ける姿勢こそが【拘り】であると思う。