見出し画像

【9/29】ブックマーケット「尾久、はじまりの本市」を開催します

こんにちは!KAZENONE BOOKという屋号で間借り本屋をしている、櫻井朝子です。

今年の3月からさまざまな場所を転々としながら、間借り本屋の営業をさせていただき「ちょっとおせっかいな間借り本屋」なんてコンセプトも見えてきたこの頃。

そんな私の新たな挑戦がはじまります。その名も「尾久、はじまりの本市」。2024年9月29日(日)に、荒川区・尾久で初めてのブックマーケットを開催することになりました。

この記事ではイベントの概要や出店者さんのこと、そしてなぜイベントを開催するかの想いなどについて紹介させていただきます。

第1回「尾久、はじまりの本市」イベント概要

まずはイベントの概要について。みなさん、カレンダーのご用意はいいですか?(笑)

日時:2024年9月29日(日)11:00~16:00
場所:ARAKAWA ii VILLAGE(アラカワイイビレッジ 通称イイビレ)
東京都荒川区西尾久3-5-5 キリン鉛筆ビル1階 カフェスペース横
(最寄り駅 都電荒川線宮ノ前駅から徒歩4分、JR田端駅からバス乗車「西尾久三丁目」停留所から徒歩5分)

会場を貸してくださるイイビレさんは、普段はカフェや雑貨の販売などをしていらっしゃるお店です。日常使いできるアイテムはもちろん、お友達へのプレゼントにちょうど良い雑貨などが多く揃えられています。

今回は雑貨販売をしているスペースをお借りして、イベントをさせていただきます。

左の茶色の建物がカフェ。今回は右の白い建物のなかで開催させていただきます。

屋根もあり、天井も高く開放感のあるスペースなので、よほどの荒天でない限り開催する予定です!

また今回初めての開催にも関わらず、快く出店を決めてくださったのは以下の7組です(+私で計8組が出店します)。

実用書・小説などがお得意な方から、絵本に特化した方、ご自身でZINEを作っている方まで、幅広いジャンルの皆様に出店いただけることになり感無量です……。

kamebooks
旅する絵本屋3po
かもめと街
鬼瓦書店
ばびぶべBOOKS
きまぐれ本屋かふぅー
b_t_splicer
KAZENONE BOOK

ぜひそれぞれのリンクからSNSなどの情報をチェックしてみてください!

会場となるイイビレさんのすぐ近くには隅田川が流れ、新しくできたばかりの宮前公園という大きな公園もあります。カフェでテイクアウトしたサンドイッチやドリンクをもってピクニックをしたり、川沿いを散歩したり。そんな過ごし方ができそうです。

風が吹くと本当に気持ちがいい場所。歩道も広いので散歩コースにぴったり!

会場内はできるだけベビーカーなども通れるようにレイアウトを工夫する予定です。

さらに当日は会場内で絵本作りのワークショップや、トークイベントも開催予定ですよ~。

さまざまな図形をつかいながら、世界に一つだけの絵本をつくります。

講師になってくださるのは、元小学校教員で公認心理師の資格を持つ、杉山あゆみさん。人がもつ魅力や気づいていなかったような内面を引き出すのが上手な方なので、きっと思いもよらない本が完成するはず。

ワークショップはお子さまだけでなく、普段凝り固まった思考をしてしまいがちな大人のみなさまも大歓迎です。(予約はインスタのDMなどからぜひ)

そのほか詳細はホームページやInstagramをぜひご覧くださいね。

▼Instagram(ぜひフォローしてください!)

▼ホームページ

なぜ「本市」をやるのか

今年から本格的に間借り本屋としての活動をスタートさせた私ですが、当初からどうしても叶えたかった夢がありました。それが、自分が暮らしている街でブックマーケットを開催すること

目的は三つあります。一つは本を通じて、地域の人と関わるきっかけをつくりたいから。

常々「自分たちの暮らしに足りないものは、自分たちの手でつくっていきたい」と考えている私。他所の場所で開催されているような本のイベントを、自分たちが暮らす街でも開催したい。

そうしたら自分が大好きな「本」という共通の趣味を介した知り合いが、この街でできるかもしれないから。

暮らしている人の顔が見える生活は、とても心強いことですし、とても豊かなことだといつも思っています。

今回出店してくださる方は、私だけでなく荒川区近辺にお住まいの方や、荒川区に会社がある方などがいらっしゃいます。今回のイベントを通じて仲良くなり、その後もご縁が続いていくような関係ができたらとても嬉しいです。

二つ目の目的は、外から尾久に足を運んでもらうきっかけをつくりたいから。この二つの目的は、間借り本屋を始めたころに掲げたものとブレていません。

私もこの街の近辺で暮らす夫に出会うまでは、尾久という場所を全く知りませんでした。「おぐ?どこそこ?漢字でどう書くの?」なんて聞く始末。

でも一度足を運んで駅に降り立ってから、すっかりこの街に魅了されてしまったのです。

とある日。舎人ライナーの熊野前駅で降り、改札を出て、歩道橋を歩きながら見下ろした街の景色が、今でも忘れられません。

尾久小学校から聞こえてくる、元気な子どもたちの笑い声。空が青々と広く、23区内とは思えない穏やかな時間の流れ……。

ふと「ああ、いつかこんな町で暮らせたらきっと幸せだろうなあ」と思いました。

あれから数年後。あの時お茶をした友人に紹介された今の夫と知り合い、あれよあれよと時間は過ぎて、私はいま尾久を「地元」と呼んでしまうほど、愛着をもって暮らしています。

「本」という切り口で足を運んでくださった方のほんの何人かが「いい街だなあ」「東京にもこんな場所があるんだ」と知ってくださるようになったらそれで十分なのです。そうしていつか住み替えるときの候補地に、尾久があがってくるようになったら嬉しいな、なんて思っています。

最後三つ目の目的は、誰かの「はじまり」のお手伝いをさせていただけたら……という小さなおせっかい。

イベントを「はじまりの本市」と名付けたことにもつながってきます。

私が間借り本屋として活動を始めることができたのは、当時まったく経験がなかった私に、手を差し伸べてくれた人がいたから。

何かを「はじめる」って、誰かに背中を押してもらわないとできなかったり、誰かと一緒に始めないとできなかったり。そこまでお膳立てしてもらっても、どうしても一歩が踏み出せなかったり。それくらい怖くて不安なことを、私も知っています。

だからこそ、はじめることを歓迎してくれる場があるのなら、きっと越えられなかったハードルも一緒に乗り越えられるような気がしました。

私に手を差し伸べてくれた人から受け取った「はじまり」のバトンを、次の人につないでいく。それこそが、きっかけをくださったたくさんの方への恩返しになるのではないか。

まだまだ経験の浅い私がこんなことを目的にするのは大変おこがましいのだけれど。何かをはじめたひとが、不安も入り混じりながらキラキラと輝く様子は、見ている周りの人にもきっと幸せが伝播していくはずです。

今回のイベントも「ずっと本屋をやってみたかったけれど……これを機に!」と立ち上がってくださった方が何組もいらっしゃいます。実はロゴのデザインも、デザイナーになりたての友人にお願いさせていただき、完成しました。ワークショップの講師の方も同様です。

今回だけでなく、これからもそんな誰かの「はじまり」を一緒に応援するようなイベントで在りたいと考えています。

当日13時から開催予定のトークイベントでは、まさにこのような内容を赤裸々にトークする予定です。お楽しみに~!

当日、会場でお待ちしています

とにもかくにも、イベントというのはまずは人に来てもらわないといけないので、ここまで読んでくださった方が足を運んでくれることを切に願います……(笑)。

そして私の野望を一緒に叶えるべく側で支えてくれている仲間たちに、心から感謝を伝えたいです。

私自身の「はじまり」でもある本イベント。至らない点も山ほどあるかと思います。未熟な私の新たな挑戦を、一緒に応援してくださればうれしいです。




ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!