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今年映画館で観た映画を振り返る

こちらは、 今年を振り返る Advent Calendar 2021 12月9日分の記事です。

今回は、今年映画館で観た映画のことを振り返っていこうかなと思います。
いずれも個人の感想です。あととにかくネタバレがめちゃくちゃ含まれていますので、各自お気をつけいただきますよう、よろしくお願いいたします。


1月:
大コメ騒動

引用: https://daikomesodo.com/

母の趣味だったので連れられて一緒に鑑賞。大正7年の富山県が舞台。
その日のお米を買うために海辺へとお米を運ぶ仕事をしていた女性たちだったが、お米の価格が高騰してしまい、彼女たちの給金ではお米が買えなくなってしまって……的な内容。
なんでそんなに価格が跳ね上がったの?って部分にもちゃんと理由がある。こちとらこんなにお米を運んでいるのになんでお米が買えないんだよっていうジレンマがすごい。そしてコメディとは言うもののかなりリアル。
理想や主張で腹がいっぱいになるんなら誰も苦労しない」という言葉が
強く深く染み渡る。
なお本編全体を通して方言が非常に強いので、聞き取れなくてもご愛嬌。

ちなみに上映当時にはサクナヒメとコラボをしていたり、主題歌担当が米米CLUBなのもセンスがいいと思った。


1月: 
ワンダーウーマン1984

引用: https://wwws.warnerbros.co.jp/wonderwoman/

ワンダーウーマンはジャスティスリーグで知り、その後前作も映画館に観に行った好きなヒーロー。続編も是非映画館でと思い鑑賞。
「いやかっっっくぃ~~~~~~↑↑↑↑」の嵐。それをしに来た感じ。
ヴィランが黒幕含めて2人の構成だったけど、同僚ちゃんの病み方というか「墜ち方」みたいなものには共感できるところがあった。
最終兵器鎧の羽根、見るとなぜか笑ってしまう。

あとウエストポーチのくだりも笑ったし、その後立ち寄ったヴィレッジヴァンガードに、ワンダーウーマン1984のグッズとしてウエストポーチが売られていたのを見て爆笑した。


3月: 
シン・エヴァンゲリオン(2回)

引用: https://www.famitsu.com/news/202103/19216295.html
公式サイト:
 https://www.evangelion.co.jp/final.html

初日は1人で。翌日に身内と鑑賞。言わずもがな。トウジやケンスケの再登場には心が躍ったし、続編の期待やら何やらがどこにも潜む余地のないほどに、きっちりと〆たのがすごいと思う。
エンドロールにあった「神木隆之介」の名前に「どこで出てた!?」としばらく頭が止まった。

しばらくは「One Last Kiss」を聴くと泣く体にさせられていたのをよく覚えている。


7月: 
映画大好きポンポさん(3回)

引用: https://pompo-the-cinephile.com/

原作のファンで、長年待ち望んでいた映画化。延期になったりもしていたが、無事に公開されて本当に良かった。
人生における座右の銘をくれた、非常に思い入れが深い作品。

実は地元では本来、映画館での上映予定がなかった。
そこで近くの映画館に駆け込み、長々と魅力を語った厄介オタクな上映リクエスト用紙を提出したことで、無事に7月半ばからの追加上映枠に滑り込んでもらうことができた。本当に良かった。
入場特典の描きおろしコミック狙いで期間をあけて3回鑑賞。

原作のなかでポンポさんが「映画は90分以内でないと」とこだわりを見せる部分に忠実に、本編もきっかり90分。
映画本編も、期待以上だった。「原作の再現」という枠に収まらない作品だったという印象。原作漫画にある良さとはまた違う、映画だからこそできる在り方が、そこにはあったと思う。オリジナルキャラクターがいたことや、原作にはないシーンがあったという意味でも、原作ファンにも見ごたえがあり良かった。
映画をつくる人だけでなく、観る人、そしてあらゆるものづくりに携わる人にもひらかれた、一生大切にしたい作品。

ちなみに主題歌である「窓を開けて」のPVは、映画本編と繋がった構成になっているので、鑑賞後に観ると数段面白いと思う。


7月: 
サイダーのように言葉が湧き上がる

引用: http://cider-kotoba.jp/

普段はあまり見ない恋愛系や青春系のジャンルだったが、
大好きな「オカルティックナイン」を思わせる製作陣だったので鑑賞。
カラーリングや作画の楽しさで魅せてくれるのはもちろん、演出や表現も面白かった。

特に気になったのは「マスクの特別さ」に関する部分。
この作品においてはマスクが重要なチャームポイントだったと思う。
しかしだからこそ、今はコロナ渦にあって、マスクというものが
「特別なもの」や「コンプレックスの象徴」ではない時代なのだと気付かされた。
その意味では、この時期に上映となってしまったのは惜しい気がする。

この先の未来、マスクをつけなくてもよい時代に観ることができたなら、
本来の魅力をもって、よりじっくり楽しむことができるのかなと思った。


8月: 
フリー・ガイ

引用: https://www.20thcenturystudios.jp/movies/freeguy

興味のある題材だったので、デップー好きの身内と鑑賞。
ガイのような存在がもし現実にも生まれてきたならどんなに面白いだろうと思う。円盤を買って定期的に見直したくなる作品。

鑑賞した周囲の人間はもれなく「ガイの親友のガードマンの人がかっこいい」と言っている。確かにそれはそうだと思う。親友は、ガイの進む在り方とは違うところで一貫しているがガイを否定することなく応援し、そして自分の在り方もしっかり貫いているところが魅力的だと思う。


10月: 
レミニセンス

引用: https://wwws.warnerbros.co.jp/reminiscence-movie/index.html

たいへん申し訳ないが、私には合わなかった。
端的に言えば期待していたものと違った。多分日本版の予告を見て過度に期待しすぎたか、勘違いしてしまったんだと思う。
例えるなら、「攻殻機〇隊」を観に行こうと思って行ったのに「〇に届け。」を観せられた感じがした。

確かにSF的な技術はちょくちょく出てきたけど、まともに使えるのは主人公(と相棒)くらいかなって状況で、それを手段、あるいは暴力として用い、ただ1人の女性を追いかけ続ける。そういうやつ。そしてメリバ
ちょっと不可思議な技術が出てくる、甘くて熱いメリバ恋愛ものだった。
私が観たかったものとは違った。

あとキャスティングした人は絶対「グレイテスト・ショーマン」を意識してると思う。バーナムとジェニーリンドなので。


11月: 
サマーゴースト

引用: https://summerghost.jp/

初めて会うTwitterのフォロワーを連れて行き鑑賞。
またしてもなかなか観ないジャンルの青春群像劇ものだったのだが、
乙一さんが脚本だったこと、また私自身今年は従兄弟が自殺したりと「死」を感じることの多い1年だったこともあり、題材に興味があった。
実は地元での映画館上映はない作品なのだが、上映時期にたまたま上映館付近に行く用事があったため、「これを逃す手はない」と観に行った。

わずか40分というとても短い本編ながらに、例えるなら煙草を押し付けた時のような、丸い焼け跡を心に残す作品だった。最終的に各々のなかに答えが見つかったのかというところは少し曖昧な面もあったが、サマーゴーストという設定をふんだんに活用したラストには目の覚める思いだった。

ちなみに一緒に観たフォロワーはというと私より激刺さりしたらしく、
隣の席でガチ泣きしていた。


振り返った感想

思っていたより少ない。コロナ前は1ヵ月に1本以上観に行ってたりしてたからか、案外観てない気がして驚いた。
でも、今回はTwitterには書いていないような、はっきりとした正直な感想を書くことに努めた。ツイートするにあたってはなかなか引け目があり書けなかったようなことをしっかり書けたので、なんだかすっきりした思いだ。

来年にはもう少しコロナが落ち着いて、映画館での映画を気兼ねなく楽しめたり、「楽しめたよ」と言いやすかったりしていてほしいと思う。


おまけ: これから観る予定

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
⇒デップー好きの身内がヴェノム好きで、前作も映画館で観たので本作も今月中に鑑賞予定。

ディア・エヴァンハンセン
⇒音楽製作陣がグレイテストショーマンの人たちだし、題材にとても興味があるので、映画館で上映しているうちに鑑賞予定。しかし地元の映画館では何故か上映中止になったので枕を涙で濡らしている。

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル
⇒数少ない全話完走ライダーシリーズなため。
関連映画を一度は映画館で観てみたかった。
三浦涼介さんがどういう風に出てくるのか期待している。

大怪獣のあとしまつ
⇒題材に興味があるため。鑑賞前には「シン・ゴジラ」とかを見直してから臨みたい。(謎の願望)


おまけ: VODで配信されたら観たい映画

ラストナイト・イン・ソーホー
⇒「ハッピー・デス・デイ」に向けているものと同じベクトルの興味を持っている。


これでこの記事は終わりです。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
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皆様の2022年が、振り返りたくなるような1年になりますように。お祈り申し上げております。


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ときみ
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