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人に生きられていた!?〈親子関係〉


こころの金継ぎ師 アドラーカウンセラーのMorleyです。


「人に生きられた人生だった」

・・・聞いた時一瞬、自分の思考が停止したような感覚でした。
人に生きられた??? 一体どういうことなんだろうと💦


わたしが「わたし」じゃだめ???


もし、あなたの人生を誰かが乗っ取って生きているとしたら???
もし、自分の人生なのに自分の意思など問われることもなく、指示通りに生きなくてはならないとしたら・・・・・・どうでしょうか?


「母が私の人生を生きて、私は他人のように自分の人生を生きていたような気がしていた」

とも言いました。


私たちは、生まれてすぐは自分で自分のことはできず、周囲のお世話になって生きるしかありません。少しずつ、自分でできるようになっていきながら成長していきます。


例えば、食事を食べさせてもらってる時、自分でスプーンを持ちたがったり・・赤ちゃんも少しずつ大人になっていく準備をしているんですね。


親は良かれと思い、自分が失敗したことを子どもにはさせたくないと必死かもしれません。
または、親なりの理想があり、そんな子どもに育てたいと必死なのかもしれません。


アドラー心理学では、子どもたちが不適切な行動をする目的は4つあると考えます。
<目標1:注目を集める>
自分に関心を向けるために直接行動に出る

・・・例えば、親にかまって欲しい子どもは、他の子どもに話しかけるのをやめさせようとする、そばにいてほしい、遊んでほしい、などの要求をする 

<目標2:力を示す>
目標1がうまくいかないとわかると、力ずくで注目を集めようとする

・・・例えば、かんしゃくを起こしたり、食事を拒んだり、などを行う 

<目標3:復讐>
目標2がうまくいかないとわかると、問題行動で反抗や復讐しようとする

・・・例えば、相手に悪口を言う、物を投げる、非行に走るなど

<目標4:回避>
最後には、あきらめて努力をしなくなる

・・・例えば、自分は無能である、欠陥がある、と大人に見せつけて、人生の課題から逃げようとする


人に人生を生きられた

・・・とは、最後の、自分で自分の人生を生きることを諦めて生きてきたということかもしれません。この親のもとで、何とか生きるためにはこの手段しかないと選択してしまっていたとも言えるかもしれません。


アドラー心理学の教えに救われるのは、どんな環境に生まれたとしても、自分で自分の人生を選択して生きることができるという点です。

人はどこに向かって生きるのか
その困難をどう乗り越えるか


もしあなたが、たった一度の自分の人生を、辛い過去に縛られて生き続けること、そろそろ終わりにしませんか。そこに全エネルギーを費やす時間が多すぎたり、長すぎるのは身体的にも良くないこともお気づきのはず。


恨みや怒りのエネルギー・・それは自分のエネルギーを奪い取っていくもの。エネルギーには限界があります。使うなら、あなたの望む本当の幸せな未来へ向けてのエネルギーに使っていきましょう。


嬉しいのは、生きづらさを感じて生きてきた方が、様々な心理学を探し求めた先にアドラー心理学にであってくれたということ。


それ以上に、その辛い環境の中で何があろうと生きてきたこと、そしてその生きづらさに気づけたこと、この状況を抜け出したいと考えたこと・・・



そこにはすでに、その人の『よりよく生きたい!』という生きる力が溢れています。苦境を耐え抜いた自分を認めてやりたいですね。
なんと愛おしい自分なのか。



解決のための1つの基本的な必須条件は、自分自身から始めるという点にある。それ以外に成功行動を導く原理はない。

どんな問題に直面した時でも、建設的な解決を導く質問は
「私に何ができるか」を考えることだ。
                     -R.Dreikurs-(ドライカーズ)

仕事も人生もうまくいくアドラー心理学  梶野真著 P209 



そのお手伝いをするのが、アドラーカウンセラーでもあり、アドレリアン仲間たちです。

一緒にこころの金継ぎしませんか。
Morleyでした。

#こころの金継ぎ師 Morley
#アドラー心理学 #自分の人生を生きる



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