人の心は推し量れない?〈仕事のタスク〉
2024年2月9日
こころの金継ぎ師 「アドラー・カウンセラーのMorley」こと盛矢澄香です。
Aさんからのご相談。「チームメンバーが何を考えてるのか・・気持ちがわからなくって・・・」仕事も忙しそうだし、体調も悪そう。 プロジェクトも最終段階に入ったというのに、どうしたものか。
Aさんは、「相手の気持ちを推し量って・・・今は何も触れないでおこうと思って。でも何かモヤモヤしたままで・・・」 ・・・こんな出来事って、私たちの日常のいろんな場面で起こっていますね。
その時のあなたは、相手を思うがばかりに、何か言うことで相手を傷つけるんじゃないか・・・もしかしたら、追い詰めてしまい余計に状況を悪くするんじゃないか・・・なんて考えていたのかもしれませんね。
職場や家庭、友だち同士でも、できれば心を通わせる深い人間関係を築きたいものですね。人間関係を構築していく上でも「察する力」は大事にしたいもの。察するとは、「自分がもし相手の立場だったら」と相手が今何を考えているのか、自分に何を望んでいるのか、できる限りよく知ろうと努力することでしょうか。
アドラー心理学で考えると、相手とのここまでの関係性の中でどれだけ推し量ったとしても、察しようとしても、相手の本心は量りきれないし、正確に知ることは難しいと考えます。察しようとすることが悪いのではなく、相手に聴いてみるということも大切にしたいのです。
例えば、「もしかして・・・こんな状況ではないかと私は考えたんだけど、私に手伝えることが何かある?」と聞いてみるのはどうでしょうか?
先回りして、あの手この手でサポートしたとしても、相手が本当にそれを望んでいるかの答えは、その人の中にしかありません。かえって関係が悪化したと言う話はよくあることです。
このご相談の最後にAさんが話してくれたこと。「本当は、もし間違えていたら・・・余計なお世話だったらと・・・自分が言わなくても誰かが言うんじゃないかも・・・心配なのに、本当は自分を守るために言えてなかったんです」 そうか・・・そうだよね。それなら、言い方、伝え方を工夫できたらいいよね。
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【唯一性】「人間はユニークな存在であり、1人の人間の心は、他の人の心とはどこか違うわけです。そういう総意の中で、類似点を分かちあう人たちとのつながりを感じることが大切です。(Sherman1999 )
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アドラー心理学では、人間関係において「相手を変える」のではなく、より良い方向に向かっていくために自分の関わり方を変える方法を一緒に考えていきます。
もう一つ付け加えるなら・・・こんな時こそ、チームの目的と目標にズレは出ていないか、みんなでここに立ち戻り、ゴールへ向けて今できることを考えていこう。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
Morleyでした。
こころの金継ぎ Morleyと【日々是アドラー】
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