デジタルネイチャー
「デジタル」はこの数十年、、割を食ってきた。
デジタルがもつ無機質性(人間の温かさとは違うよね的な論理)は、
充分に発達したアナログ(人の温かさ)に比べた未熟性により長年誤解されてきた。
フェアではない状態が続いたとも。
しかし、デジタルの本質こそ、、人である。
人が人を思い、人のために生まれたものが、デジタルである。
これはアナログをも凌駕する段階にきている。
人類史上、これほど人と人が繋がれた時代は存在していないのだから。
物事の多くは、未熟から始まり洗練を経て本質に向かっていく。
その過程では、抽象度が高いため本質が見えにくい。
つまり、誤解されやすい。
例えば音楽家を志すであれば、本質に向かって進むけれど、、初期中期段階からくる未熟により、周囲からの誤解が続く。
しかしある瞬間から、全てを凌駕し始める。
本質が具現化する瞬間だ。
これが、デジタルの←今ここ。といえるのではないだろうか。
そしてその先には、一抹の儚さもあるのかもしれない・・。
毎日、明日が楽しみだと思える。
それを確信させる一冊であった。
筆者の落合陽一さん、編集長の宇野常寛さん、最高の質量と情熱を
ありがとうございます。