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サムライカレーの教育内容 〜 日本の学生をカンボジアでモノが売れる人材に育てる方法

そろそろ、サムライカレーのパチモンが出てくるころなので、パクりやすいように、サムライカレーの教え方をまとめておきました。

サムライカレーっぽいモノがたくさん出てくると、ホンモノが際立つので、ぜひパクって下さい!あと、パクってるところがあったらおしえてくださ!準サムライカレーとして、宣伝します!

本日、12/31は、サムライカレー正月プログラムの販売最終日!
カンボジア・プノンペンのダイヤモンドアイランドというところで開催される年越しライブが舞台。

その前夜祭である、12/30での販売の様子から、サムライカレーの教育方針を解説します。

ここまで、リサーチ、ヒアリング、試食会を経て、商品を作ってきた研修生。
前夜祭は、はじめての販売です。

サムライカレーでは、最初の4日間は明確に指示を出しますが、そこからは学生の自主性に任せます。昨日のDay5は「勝手にやれ」という指示を出しただけで、学生自主的に準備を続けていました。


そして、Day6。
この日の(場合によっては唯一となる)指示は、
「今日の前夜祭は、お客さんが少ないから、売上は気にしない!
やるべきことは『こうやったら売れる』という『勝ち手』を見つける事です!」

この指示は、売れなかった時にテンションが下がらないようにという保険もありますが、それ以上に大切なのは「実戦の中で学ぶ」を実践してもらうことです。

この指示だけで売れたら、もう私から教えることは何もない。ただ、売れなかった時は、もうちょっとだけ出番が回ってきます。

さて、前夜祭会場。
6時か7時頃スタートというアバウトなスケジュールなので、お客さんもポチポチ。

とりあえず、いまいるお客さんに声をかけてみます

最初のお客さんにいきなりパスタをあげたお菓子が売れて「よっしゃー!」ってなったのもつかの間、その後の調子がよくありません。
こういうときに、私の出番がやってきます。

「さて、マーケティングの4Pを思い出そう。
Product(製品)、Price(価格)、Place(場所)、Promotion(売り方)のどれかが悪いから興味をもってもらえない。これを一つ一つ検証していこう。」

今回は、無料で試食をしてもらってから買ってもらうという方針で動いてます。
なので、その一連の流れの中でどこで引っかかるかを確認すれば、対応策は見えてきます。

まず、会場にそれなりにお客さんはいて、他の店の商品を買ってるので、Place(場所)は問題なさそうです。

そこで、声をかけてみたとき、どこで引っかかるかで、残りの3Pのどこが悪いかをみつけることになります。

そもそも試食品を食べてもらえない場合は、Promotion(売り方)
食べて拒否されたら、Product(製品)
その後、価格を言ってイヤな顔をされたら、Price(価格)
なわけです。

と、ここまでやり方を教えて、後は自分たちで動いてもらえます。
あくまで「こうやったら売れる」ではなく「こうやったら売り方を見つけられる」を教えるのがサムライカレーです。


最初は半信半疑でやっていた研修生ですが
「試食品の容器をこれにかえてみました!」
「話しかける前に、自己紹介したら、食べてもらえる率上がりました!」
と、だんだんテンションが上がってきます。

「いやあ、売れたら、楽しいですね!」

今回は、大学生だけでなく、高校生、そして中学生まで参加してます。
でも、これくらいの指導で、彼らは自分で解決策をみつけられるんです。そして、解決し販売をすることに喜びを見いだせるんです。

「売り方わかったんで、今日は終わりにします!帰って明日の準備します」

と、勝手に撤収を始める研修生。立派です。

こんな感じで、答えを教えるのではなく、答えの見つけ方を教える指導。
ぜひ、教育現場、競合他社で使って下さい!

さて、今日は来年まで本格的な販売!お客さんは下手すりゃ1万人!
2年ぶりに、派手派手な年末年始がかえってきました!

2月くらいまでクリスマスのプノンペン(仏教国)

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