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第51回 あいさつは本当に重要か?:職場で求められる能力とは

社会人の常識として、挨拶は重要とされています。

「おはようございます」「お疲れ様でした」「お先に失礼します」といった何気ない挨拶は、円滑なコミュニケーションの基礎を築くと言われています。

新入社員の頃に嫌というほど叩き込まれたことを、皆さんもよく覚えているのではないでしょうか。

しかし、現実には挨拶が無愛想だったり、そもそも挨拶をしない人、挨拶を返してくれない人もいます。

しかも、そうした人が上司だったり、自分よりも高い給与をもらっていることも少なくありません。

そうした方々は、別の面で高い成果を上げている場合が多いです。

営業成績やプロジェクトの成功など、目に見えてわかる結果を出しているため、挨拶が多少おろそかでも評価されているのでしょう。

ただし、挨拶を軽視している人は、他の人よりもはるかに仕事の質が高くない限り、長期的には周囲の信頼を失うリスクがあるのではないかとも思います。

挨拶ができないことで、知らず知らずのうちにチームワークや信頼関係が損なわれ、結果的に職場を去ってしまう人もいるかもしれません。

小さな積み重ねが、意外に大きな問題を引き起こすこともあります。

同様に、性格に問題があっても仕事ができる人は認められるケースが多いです。

とても印象に残っているマコなり社長の動画で、どの回かは忘れてしまいましたが、「欲しい人材」というテーマの回がありました。

マコさんが例に挙げたその人は、みんなでBBQをしている最中に突然姿を消して石の上で瞑想を始めたり、他にも奇妙な行動をする変わった性格の持ち主でした。

しかし、営業の実力は抜群で、次々と契約を取ってくる優秀な方だったそうです。

マコさんは「一千万円以上の年収を用意するから、また一緒に働きたい」と動画内で熱いメッセージを送っていたことが印象的でした。

このことからも、性格が多少変わっていても、仕事の能力が突出していれば必要とされる人材になるというのは事実です。

人間関係に悩んでいる人も、仕事の能力を高めることが一つの解決策になるのかもしれません。

一方で、私のように仕事の能力が突出していない人間は、挨拶や気配りといった基本的なことに力を入れることが、生き残るための工夫になるのかもしれません。

もっとも、私も挨拶が完璧にできているわけではありません。

「おはようございます」とは言うものの、特に笑顔を作っているわけでもなく、声量も部屋中に響くほどではありません。

ひょっとすると、朝の挨拶をもう少し真剣にやってみると、何か良いことがあるかもしれません。

仕事の質を高めるよりも、挨拶の質を高める方が簡単そうなので、次の出社からは少し笑顔で、声を大きめに挨拶してみようと思います。

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