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kamei_kana1223
作品づくりはいつも難産
あー…今回の作品は失敗だ…。
と思うことがよくある。
いや、毎回ある。
1つの作品を作る際に5回くらいは、そう思う。
作品づくりはいつも難産だ。スムーズにいった試しがない。
でも、ダメだと思う度に、
いやまだ何とかなる、と無理矢理思い込ませ、筆(パステル)を走らせる。
ここで気をつけたいのが、どれだけ自分を鼓舞させても、集中力の限界には素直に従うことだ。
まだ何とかなりそう、と思うくらいの時は、自分の心の中に若干の余白が残されているので、集中力を継続させることができる。
でも、ここからどう進めていいのかわからない領域にまで達すると、集中力は途切れて余計ダメになる。
作品も自分自身も。
「うわぁもう限界!わからんっ!!」
こうなったら素直に休憩する。
当たり前のことかもしれないけど、わりとムキになってしまうことが過去に何度かあった。
集中力は本当に大事。
そして、途中で手が止まることになっても、
今回の作品も難産だと感じても、
最後までやり切ることが一番大事だと私は思っている。
もちろんやりきった結果、必ずしも満足のいく作品になるとは限らないけど、やりきらないことには自分の技量の現状や、改善点もわからない。
自分の作品に満足して、充実感を得るのが1番理想だけど、途中で投げ出したらそこで終わる。
なんのための時間だったんだろう。
ってなる。
その虚しさが怖くて、私は難産であっても途中で投げ出したことは一度もない。