【Oilpastel#1】水彩画~オイルパステルに挑戦したら想像以上に苦戦した話
私は元々、水彩独自の透明感や滲みが好きで、趣味で水彩画を描いてきました。
モチーフは主に動物で、とくにゾウは描いていて何故か楽しく感じ、よく描いていました。
↑水彩オンリーで描いたり、時にはペンを用いたり。↓
ペンが走る感じも好きなんですよね。
水彩画もペン画も楽しいのですが、無いものねだりで、厚塗り感のある作品も描きたくなって、手を出したのが『オイルパステル』です。
“厚塗り”といえば、油彩画やアクリル画を思い浮かべますが、私はめんどくさがりで、とにかく準備を楽しめないんですよね。
絵に限らずですが、たまに「準備が楽しいんだよ」と、準備に楽しさを見出せる人がいますが、羨ましいです。
オイルパステルは、紙さえあればすぐに始められるので「これは自分にぴったりだ!」と速攻でポチりました。
オイルパステルで実際に描いてみた
オイルパステルが手元に届き、早速トライします。
モチーフはもちろん描きなれているゾウ。
家には荒目の水彩紙しかありませんでしたが、独自のボコボコ感が好きだったので「まぁオイルパステルでもいけるでしょ」くらいのノリで始めました。
水彩の時も様々な色を使うのが好きなので、それも同じノリで着手しました。
ところが・・・
全然上手くいきません。上手くいかないというか、思い通りにならないというか、使い勝手が全くわからん・・・。
「いけるでしょ」と思っていた紙のボコボコに色があまりにも入らず、とにかく指でこすりまくっていました。
最初は
“練習みたいなもんだから失敗してもいいや”
と思っていましたが、
だんだん上手くいかないのが悔しくなってきて、半分ムキになって描き進めました。
悪戦苦闘の末、なんとか納得のできる形には持っていけました。
果たしてこれが正解なのか?
いや、芸術において正解を求めることは野暮なのか。
ひとまず納得はしたものの、あれこれ思考がグルグル回ったまま、記念すべきオイルパステルの初作品が完成しました。
描いてみて感じたこと・苦戦したこと
描いていてとくに苦戦したのは、
ぼかしの活かし方がわからないという点と、
「オイルパステルは伸びがよい」と聞いていたけど、
自分が思っていたほど伸びなかったという点。
どちらも無知から生じるものですが、事前にSNSで描き方も観ていたし、それでわかったつもりでいたっていうのが最大の汚点でした。
やはり実際に見て、触れて、体感してみる。
この大切さを改めて痛感しましたね。勉強になりました。
あと「絵を描く」ということ自体は幼い頃からしているし、画材は違えど水彩画をずっと続けていたので、
「なんとかなるでしょ」
と油断しまくっていたのもネックでした。
画材が違うんだから、いつも通りにはいかないのは当然ですが、新しい画材に気持ちばかり高まり過ぎてましたね。
オイルパステルにトライするならまずは普通の画用紙で
オイルパステルに挑戦したい方は、紙は平面のものから始めるといいと思います。
後日調べてみると、オイルパステルを水彩紙に描くのは全然アリとのことで、独自の凹凸が作品にとって良いアクセントになるそうです。
しかし、それは初心者にとってはレベルが高いと思います。
紙の性質を活かして、良いアクセントに変えるにはそれなりのテクニックが必要です。
初心者はまず画材に慣れることが先決なので、画用紙やイラストボードなど、描きやすい環境から入るのがいいでしょう。
私のように、凹凸のある紙や、キャンバスが手元にある場合でも、100均で手軽に画用紙などは手に入るので、そちらを強くおすすめします。
また作品紹介も含め、オイルパステルについて色々書いていこうと思います。