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ヤマトは何処へ向かうか

「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います。」

『新世紀エヴァンゲリオン』等で知られる庵野秀明氏による言葉である。今年は『宇宙戦艦ヤマト』放送から50周年を記念し庵野監督自ら企画・プロデュースのもと、展開された。

 その周年企画のひとつである『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念セレクション上映が、先週の金曜日から開始された。庵野監督が26話の中から厳選したエピソードを3週にわたって上映されるものである。

https://youtu.be/F9DGEIUxfTI?si=-A7G3dBt2BJNtVtE より引用

 50年前のTVアニメをスクリーンで観賞する機会は貴重だ。特にセレクションされている第16話や第18話などは昨年に4Kリマスター版として上映された『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』では丸ごとカットされている為、このエピソードをスクリーンで鑑賞するのが楽しみ、という方も居るだろう。また劇場だからこそはじめて気づくことも色々とありそうだ。

 気が付けば2024年も終わりが近づいてきた。来年には『宇宙戦艦ヤマト展』(仮称)や『宇宙戦艦ヤマト2199』コミカライズ版を担当するむらかわみちお氏やメカニックデザイナーである玉盛順一朗氏による画集、宇宙戦艦ヤマト1974全記録集等の発行が予定されている。勿論それらも楽しみではあるが、庵野監督により明かされた『宇宙戦艦ヤマト』新作もどの様な形になるのか想像が未だ尽きない。氏曰く「次の100周年に継続する可能性の高い作品にするべく心掛けている」との事だ。謎に包まれたままではあるものの、今の私にとって大きな原動力となっている。公開されるまでには庵野秀明監督の作品は勿論、氏に影響の与えた作品等にも触れていけたらと思う。そしてしっかりと生きて無事に完結するまで見届けたい。

 今年は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』4Kリマスター版や『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ新作である『ヤマトよ永遠に REBEL3199』も公開された。15年前、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』で宇宙戦艦ヤマトという存在に出会って良かったと改めて感じた。そしてヤマトという艦が何処に向かうのか見守っていきたい。最後に一言。ありがとう、以上だ。