社員がやる気をなくす前の対処法
今回は6月12日(月)に開催された、リベコの代表理事・森田昇さんによる講座『社員がやる気をなくす前の対処法』についてご紹介します。
どんな時に仕事のやる気をなくすか? には色々な答えがありますが、やることを自分で決められず、やらなければならないが増えて来るとやる気がなくなることが多いようです。
仕事におけるエンゲージメントを高める要素の一つとして、職場における社員同士の人間関係が良いことが挙げられます。一方で、職場の人間関係について、良好または気にしていないと答える人が7割という調査もあります。
職場の人間関係とは、友達との関係と違い、心地良く、ストレスなく働ければ良いのです。そのためには、コミュニケーションの量を増やすことが大事で、感情面は適当で構いません。
会社とは仕事をする場ですから、仕事ができるようになると、人間関係が良くなり、ストレスも減ります。結果として仲良くなることはありますが、最初から感情面で仲良くしようと思わなくても良いのです。
職場の人間関係のストレスをなくすための5つの技術を紹介します。
① スルーする
何かいやなことを言われたときに、言い返したりするとストレスがたまるので、のれんのように受け流しましょう。
(例)へ~。そうなんですね~。有難うございます~。
② ポジティブなストロークを意識する
コミュニケーションの頻度を増やしましょう。
(例)おはようございます。お疲れ様です。といった挨拶に加え、男性には、「凄い!」「教えて!」「さすが!」と言ってあげると喜ばれます。同じように、女性には、「有難う!」「嬉しい!」「助かる!」「教えてくれて有難う!」と言うと効果的です。
③ 嫌って来る人は絶対にいると知る
好意の1:2:7の法則というのがあります。10人いると、必ず1人はあなたを批判します。また、対人関係5:3:2の法則もあります。私達の人間関係のうち、家族が5割、友達が3割、職場の人が2割です。
この2つの法則から、職場の大嫌いなあの人は、あなたの人間関係のたった2%なのです。
④ 悪口は言わない
悪口はストレスを発散するのではなく、「嫌い」を強化しますし、「嫌い」は非言語的に相手に伝わります。
⑤ 相談する勇気
2枚のピザ理論という考えがあります。ピザ2枚でおなかが大きくなる人数(3~4人)でないとチームが大き過ぎ、心地良くなれないというものです。
以上をまとめると、職場の人間関係については、以下の2人だけ気を付ければ良いのです。
●苦手なあの人
●チームの場を作っているキーマン(リーダーとは限らない)
やる気をなくさない最強の対処法は寝ることです。皆さんも良く寝て、ご自分を大切にして下さい。
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「リベラルコンサルティング協議会」
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(仲井圭二)
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