90分でDXがはやわかりするコース


今回は8月21日(月)に開催された、リベコの代表理事・森田昇さんによる講座『90分でDXがはやわかりするコース』についてご紹介します。

内容は、DXとは何か?、DX人材とは何か? の2つです。

先ずDXとはDigital Transformation(デジタルで変革する)ですが、Dは単なる手段ですので、X(変革)が優先されます。変革を常態化し、競争優位性を確立することです。

変革といいますが、私達が持っている携帯電話は初期の頃から随分変化を繰り返し、私達はそれに対応して来ています。従って、仕事でも対応できるはずなのです。

DXには、以下の3つの前提があります。

●デジタルが前提
デジタイゼーション(紙からデジタルへ;ファックスをなくす、名刺のデジタル化)
●データが前提
デジタライゼーション(データを使った自動化・効率化;予定表のデジタル化)
●既存の常識の転換が前提
デジタル化できることは全てデジタル化し、デジタル化できないことの切り分けが必要

DXの身近な例を挙げます。DVDレンタルは以下のように変化して行きました。
レンタル(店頭) ⇒ レンタル(オンライン・郵送)⇒ レンタル(サブスク) ⇒ 動画ストリーミング(コンテンツ購入) ⇒ 動画ストリーミング(オリジナルコンテンツ配信)

研修も以下のように変化して来ています。
アナログ:対面研修 ⇒ デジタイゼーション:オンライン研修 ⇒ デジタライゼーション:動画化・eラーニング化 ⇒ DX:事前のeラーニングと対面研修の融合+キャリアコンサルティング = セルフキャリアドック

ITとDXとは混同されがちですが、違います。
ITは、工場モデル、ものづくりに関するもので正確さが重要です。一方DXは、サービスモデル、ことづくりに関するもので、挑戦が重要です。
DX人材はIT人材のようにプログラミングができる必要はありません。業務の知見が必要で、どうしたら効率化ができるかが分かれば良いのです。

これからのDX人材はデジタルとデータを使います。これまでのアナログ人材のように、勘と経験と度胸に頼ったりはしないのです。

DX人材は、デジタルの知識を身に付けるだけでなく、DXを自分事化してアイデアを出し、周りを巻き込み、実際の現場で活用することが必要なのです。

DX人材を育てて行くには、デジタルツールを活用したコミュニケーション、今までの常識を疑うこと、課題を言語化すること等を組織として習慣化して行く必要があるのです。

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「リベラルコンサルティング協議会」
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(仲井圭二)

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