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珈琲が好きか、コーヒーが好きか。

尊敬する先輩がコーヒーのことを珈琲と書いていてかっこいいなと思って
真似するようになりました。

でも名前はモリトラコーヒーなのでそこはコーヒーを使って、文章の中では珈琲を使います。そういえば中国も「咖啡」なので似てるな。

完全な持論ですが、珈琲の文字を見かけると深煎りの珈琲が思い浮かびます。私は今流行っているサードウェーブの珈琲よりも深煎りで喫茶店にあるような苦い珈琲が好きです。

サードウェーブコーヒーも嫌いではないけれど、珈琲というよりなんか違う飲み物で、風味やフレーバーを楽しむ意味で紅茶に近いような感じ。

でも喫茶店の珈琲はそういうのはがわからなくても、気にしないで珈琲おいしいなって飲めるような感じ。あまいケーキやクッキーとよく合うあの感じ。

せわしない日常を切り離して、そのときだけ違う世界にいる感覚。

モリドラコーヒーに来てくれた人がそんな思いを抱いてくれたら嬉しいなと思いながらコーヒーを入れています。

珈琲を数値的に、データ的に分析しながらバリスタをやる人もいるけれど、私はそういう種類のバリスタにはなれなかった。
でも、私のコーヒーを飲んでくれた人に美味しさだけでない、もっと気持ちの面で貢献したい。

珈琲は淹れる人によって全く違う味になる飲み物です。
さらに言えば、同じ条件で淹れても違う味になることがある不思議な飲み物です。

私はそんな珈琲とずっと向き合っていきたい。

モリトラコーヒー もりなぎさ

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